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2266 OOPer: 2009-06-23 02:07:30
葡日記(第20日空と海の境目)
9時過ぎに観光案内所へ行ったら、お目当てのトラムはトラブルが有って1kmしか走っていないと言われた。これでビーチへ出る案は没。朝飯が食えそうなカフェがまだ開いていなかったので、宿に戻る。

10時過ぎに再出発。観光案内所前から、ペーナ宮殿行きの循環バスに乗車。観光1日券が10ユーロ、あちこち行くならとってもお得…なはずだった。

で、そのペーナ宮殿、もう切符の種類が多すぎ。年齢区分だけで「大人」「子供」「隠居」なんて3種類ある上に、ペーナ庭園のみ、庭園+宮殿外側、庭園+宮殿内部まで、さらにモウロの城他、他の施設との組合せ券まで。
 で、そのペーナ宮殿。庭園の入り口から宮殿の入り口までバスが出ているのだが、歩くのとバスと、到着時間はほぼ同じだった…。ちなみに庭園入り口、宮殿入り口、宮殿内部入り口、の3ヶ所でそれぞれ検札がある。
 見晴らしは良いし、宮殿は見る角度によって全然違う建物に見えるという面白い作りだし、内部は頑張って往時の栄華を再現する展示になっていたりでなかなか面白かった。ペーナ宮殿内部まで券が大人11ユーロなんだが、ま、それくらいは払って見てあげなさいって感じ。んが、庭園はだだっ広い割に案内が殆ど無く、地図もすんごくわかりにくいので、よほど暇な人以外は歩かない方がよろしい。
 5分ほど歩いて坂を上り下りするとモウロの城のチケット売り場、ここからさらに10分弱歩くと城の本体…と言いたいのだが、ま、石の城壁が延々と有るだけ。見晴らしは良いんだが、さっきペーナ宮殿からあちこち見た後だからねぇ。

循環バス乗り場に戻るつもりが、いつの間にか徒歩で丘を降りる道に入っていたらしい。結局歩いてシントラの街に戻る。今日も快晴、しんどかった。

宿に戻らず駅に向かうと、丁度ロカ岬経由カスカイス行きが来ていたので乗り込む。また、ロカ岬で降りてしまった…。次のバスは1時間ちょっと後。岬価格のレストランでミックストーストと大ビールでお食事。今日はこれが朝飯兼用なのだな。
 シントラに戻るバスではなく、次のカスカイス行きを待つ。30分ちょっとでカスカイスの街へ。普通の都市に綺麗なビーチがくっついているって感じ。とにかく熱いのでアイス買って、ビート眺めて、「地獄の口」まですたこら歩き。
 「地獄の口」は、波で侵食されたでっかい穴。この程度なら日本の方がもっと面白い景色があちこちあるぞ。で、まぁ、とにかく熱かった。売店・レストラン・お土産屋の屋台など各種揃っていたが、売店で水買って帰還。
 バス駅に戻ると丁度ロカ岬経由シントラ行きのバスが来ていたので、乗ってしまう。さすがにロカ岬では降りなかったが。

帰り道のあちこちで望む大西洋、空と海の境目が丸く見えた。

途中トラムの停まっていた科学館前付近で何やら事故のため通行止め。路線バスは40分立ち往生、乗客のうち何人かは隣のトラムに移動、結局トラムの方が先に行ってしまった。何とか30分遅れでシントラに到着。宿に戻って一息ついて、晩飯へ。

店のお兄さんのお勧め料理を値段も確かめずに頼んだら、鱈グラタンだった。昨日より高くついたのだが、ま、よしとしよう。