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2272 OOPer: 2009-06-28 23:49:24
葡日記(第28日中世祭りのヴィアナドカステロ)
誰もいないフロントに鍵とリモコンを置いて宿を出る。先払いの方が気楽だね。ちなみに宿代の先払いを求められたのは、ポルトガルでは、ここが初めて。ポルトはポルトガルの中では治安が悪い方なのかね。閉まっている商店のショーウインドウも頑丈な鉄格子で覆われてたし。

駅の自販機では、乗りたい列車の切符が買えなかった。仕方なく銀行方式の待ち行列発券機のある窓口へ。数分待ち、窓口で行き先を告げると、列車の時刻やら乗換駅やら丁寧に教えてくれる。ちなみにこういうややこしい話が出そうな時には、必ず英語で。
 ポルトガルの駅にはちゃんと主要路線の時刻表は貼ってあるが、今回のように乗り換えが必要になる時は、まともな路線図が無いので大変。さらに本日は駅の案内表示が全部故障中(「本日も」かもしれない、列車の方の表示まで消えていた)、発車3分前にようやく駅員を見つけて、どの列車に乗れば良いのか確認できた。

乗換駅のニーネまで約1時間、降りると目の前のホームに目的のヴィアナドカステロ行き(こっちの列車にはちゃんと表示されていた)が泊まっているのでまんま乗り換え。さらに約1時間。

駅の裏手が「ビアナ駅」ってまんまの名前のショッピングセンター兼バス駅。ちなみにバス乗り場のことは「インターフェース」なんて標示されていた。窓口はバス会社別で、統一切符売場も総合案内所も無い様子。この方式はやめた方が良いと思うぞ>ポルトガルのバス会社。バス利用は諦めた。

なぜだか麦わら一杯の露店で隠された観光案内所であれこれ聞いたが、相手をしてくれたのが英語いまいちのお嬢ちゃんで、あんまり有用な情報は得られず。取り敢えず値段の書いていない宿のリストをもらえたので、星の数(私的にはホテルなら2つ星、ペンサオンなら3つ星が基準)だけ便りに安宿探し。
 川岸沿いの2つ星ホテルは入り口が閉まっていた(後で見たらレストラン側の入り口が開いていたが)ので飛ばして、次の3つ星ペンサオンが1泊27,50で決定。

何度か街中と宿を往復したり。図書館では無線LANは不可で普通の端末は一杯だったって話は置いといて、これと言って報告するほどのない街なんだが、広場に出たら何やら一杯出店が。しかもみんなコスプレしている。と言うことで、後でわかったのだが、今日から3日間、ヴィアナドカステロでは、「中世祭り2009」なるイベントなのだった。 コスプレだけでなく、出店で扱っている商品も、腸詰やら木のおもちゃやらで、昔風のものを中心にしている。なかなか頑張ってるね。

昼飯2度食って、夜は出店で食べ歩き、と思ってたのに、入ったお店で「とーってもお得なんだから」と言われて、スープとデザート付きの「今日の料理」を頼んでしまった。骨皮付きで煮込んだ豚のすね肉は、それなりにおいしかったのだが、ワイン(緑ワインの赤で頼んだのに普通の赤ワインみたいな味…多分保存が悪くて気が抜けてしまっている)がまずくて気分は今一。

街はこの後も深夜まで賑やかだったのだが、私は明日もあるさで、さっさと宿に引っ込んだのだった。

写真は出店で買った薩摩揚げ(の元祖?)。