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2288 OOPer: 2009-07-06 03:02:52
葡日記(第27日ぶらぶら子豚コインブラ)
8時前に朝食会場を覗いてみたが、当然のように準備は出来ていなかった。あきらめて8時丁度に鍵だけフロントに置いて宿を出ようとしたら、手に買い物袋を下げて女の子が帰ってきた。もう出るから、とだけ告げてさようなら。

8時20分発のバス、途中停車のビゼウでは5分だけ停車のはずが20分立っても出発しない。接続のバスでも遅れてるのかなと思ったら、赤ら顔のオヤジが二人戻って来次第発車。5分停車で一杯やりにいくなよ。

11時、20分遅れでコインブラに到着。駅を越え、案内所に着くまではちょっとした道のり。
 広場のまん前の宿はトリプルしか空いてないといって断られたが、2軒目の宿が一泊25ユーロ朝食無しだが、無線LANが無料使い放題。何のセキュリティーも掛かってないので、きっと近所から電波泥棒されまくってるぞ。

宿を出たらもう12時近く、あちこちのレストランに「子豚有ります」の張り紙がしてある。見て回った中で一番安い(が、じもてぃー中心に大繁盛している)店で子豚の丸焼き(もちろん切り分けたもの)を注文。この店、名前が「007」なんて怪しい上になぜか店内に貼ってあるポスターがイタリア語のものばかりだったりするのだが、値段も手頃で量も十分、おいしかった。前に何とか日記でも書いたと思うが、子豚の丸焼きのパリッと焼けた皮の部分とその裏側に付いたとろーり脂身は絶対にペキンダックなんかよりうまいと思うぞ。

今日のコインブラは都市工芸展とかで、大通りに手作りグッヅの出店が出てたり、夜は第11回民謡祭りがあるとかで、民族服に楽器を抱えた集団が街を闊歩していた。食い物の出店が出ている広場も有ったのだが、食い物の屋台は大繁盛で近寄れず。

坂道を上り旧カテドラルを覗いたら、親切に「このカテドラルには22ヶ所の見どころが有るから」と言って英語のパンフをくれた。その順番通りに見ていったら、有料の箇所に入ってしまった…。

丘のてっぺんの新カテドラル付近は正装の男女で埋め尽くされている。振り向いてコインブラ大学の正門付近にも正装(大学関係者の正装は男女とも黒マント、なかなかかっこいい)の集団が。聞いてみるとお葬式だったらしい。

宿でネットにアクセスしたり洗濯したりで、5時すぎ。橋を渡って川向こうへ。河原に何やらバカでかいイベントスペースが出来ているのは放置して、旧修道院とかへ。
 ガイドブックでは修復中となっていたのだが、修復が完了したようで、公開している風だったので覗いてみた。入り口が分かりにくかったのだが、なぜか日曜日でもないのに無料。修復完了記念の特別公開中とかかもしれない。
 こういう廃墟と化していた古い建造物の修復なんて言うのは、どこまでやれば良いのか考えるのも大変だと思うのだが、なかなかうまい具合に修復された部分とまんま瓦礫の部分がミックスされているので、今後コインブラを訪れる人は金払ってでも見てきて良いぞ。

夕方の部はこれにて終了。ミニポルトガルとか言うミニミニテーマパークと新修道院は外からチラ見しただけ。

8時すぎから夕食へ。宿に併設のレストランはパキスタン料理の店だったので、やだ、ポルトガル料理が食べたい、と言うと、宿のおばちゃんは、あそこら辺に一杯有るよとしか教えてくれなかった。その「あそこら辺」に繰り出してあちこちのメニューを見て回る。
 そこそこかなと思った店、ここもじもてぃーで繁盛していたのだが、メニューを渡すとき、私には普通の料理のページを開いてたくせに、じもてぃーにはお手頃な「今日の料理」のページを開いてるぞ。ちょっと気にくわない。ワインと一品(イカとエビのバーベキュー)だけで退散。

9時半近く、宿には戻らず民謡祭りのメイン会場の広場で椅子をゲット。9時半から何やら始めると書いてあったのだが、それは別会場の話だったのか、メインのイベントが始まったのは10時になってから。
 で、まぁ、昼間もあちこち別のステージでやっていたのだが、民謡保存会みたいなグループが順に出てきて民謡とフォークダンスを披露するってな感じらしい。12時近くになって4組目が終わると、観客席からの飛び入りも混えてダンスが続く。私の方は宿の玄関が12時に閉まっちまうので、退散した。

川向こうのイベント会場では何やらロックコンサート風の大音響がこちらにまで響いてくる。(モンデゴ川といって、日本なら1級河川にあたるでかい川です。)移動日にしては盛り沢山過ぎた、騒音など気にせず寝てしまう。