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3307 OOPer: 2010-08-11 23:21:49
ブリタニア日記第16日湖と蒸気機関車まずい飯
目覚めたらもう6時40分、随分寝過ごしてしまった。(いつもは5時過ぎに目が覚めている。)せっかくバスタブが有るのでまずは朝風呂、結局朝食会場に降りたのは8時を回っていた。
 巨大ホテルにはありきたりのビュッフェスタイル。でかいハッシュポテトかと思って取った一切れは、揚げパンだった。
 部屋に戻ってネットにアクセスしたりしてのんびり荷物をまとめていたら、もう9時20分、列車は9時47分だから、急がないと間に合わない。

慌てて荷造りチェックアウトして駅にたどり着いたら9時35分、こういう便利なロケーションに泊まったのは今回の旅で初めてでないかな。駅で確かめたら列車の時間は9時46分だった。やばいやばい、覚え間違いが1分差だから良かったものの10分差だったら乗れてないよ、一番遠い14番ホーム発。
 ホームは混み混み、全席指定だと思ったのだが、自由席も有った。前売りだけ指定って言ってたのかね、単語の拾い読みなんで、あんまり自信がない。いきなり立っている人が一杯いる状態で発車。発車してから自分の席を探しに行く、指定で良かったって感じ。

湖水地方の列車での玄関口のウィンダミアまでは2時間ちょっと。イギリスの郊外はどこも代わり映えしない牧草地か麦畑なんで、景色を見るのにも飽きてしまった。ウィンダミア駅から歩いて1分で案内所、一泊42ポンドの宿がちょっと遠いけど4つ星だというのでそこにしてしまった。ツアーの情報やウィンダミア湖クルーズの情報等も丁寧に説明してもらって宿に向かう。
 歩いて10分ほどなんだが、かなり遠く感じるね。ウィンダミアは小さい街なんでかなり街外れって感じ。やっぱもっと安くて駅(=街の中心部)に近いところが有ったんだから、そっちにしとけば良かった。

荷物を降ろしてレインコートを着込んで明日のツアーの申し込みのために案内所近くまで戻る。(やっぱ〜良かったを繰り返し。)殆ど同じ内容のツアーが2つ有ったので、安い方に申し込む、後でパンフをよーく読んだらエスクデール鉄道はオプションで、料金にも含まれてないんだと…。写真使うなよ…騙された。よく読まないといかんな。素直にガイドブックに載ってる方にしとけば良かった。宿探しに続いてツアー選びでも失敗。

歩いてボウネスまで。案内所近くからだと約30分、結構本降りで足元はびしょびしょ。汽車との組み合わせ往復チケットが14ポンド、1時50分の出航まで30分近く有ったので、併設のカフェでお食事。サンドイッチを頼んだら、棚に飾ってあった箱入りのコンビニサンドみたいなサンドイッチを出されただけだった。昼食選びでも失敗。

まだしとしとと霧雨の降る中、2階の一番前、屋根の無い部分に陣取る。期待に応えて雨はじきに止んだのだが、風が強くてちょっとばかり寒い。南北に細長いウインダミア湖を40分掛けて南端のレイクサイドまで到着すると、駅は波止場と直結。
 一部日本人団体のツアーで予約席になっている客車の列、やがて機関車がやってきて、連結すると出発。
 途中停車は1ヶ所だけ、20分ほどの蒸気機関車の旅、目的地のハバーズウェイトの駅にはでっかい駐車場とお土産屋とレストラン以外には何も無かった…。駅のトイレで用をたしたら、滞在10分、同じ列車でレイクサイドの波止場に戻る。何せ次の列車は1時間以上後、こんなところに1時間も居れないよ。
 帰路では晴れ間も見えてきた。帰りの船では日本人団体に2階の一番前を占拠されてしまう。ま、一度来た航路を逆に戻るだけだしと思ってのんびり40分。

湖畔のボウネスの街は、波止場が有るせいか、ウィンダミアより華やいでいる。広場にはミニ遊園地、湖畔にはアイスやホットドッグの屋台(と言うか常設の小屋だったが)がある。と言う訳でチーズドッグ3ポンドを購入、観光地価格だな。(マンチェスターの屋台だと2ポンドでお釣りが来ていた。)
 ボウネスの街外れのパブ兼ホテルでいつものごとくエールを一杯引っ掛けたら、湖畔の遊歩道をぶらぶら歩いて遠回りでウインダミアへ。雨上がりですべりやすくて泥だらけってのが難点だが、西に傾いたお陽さまに照らされた湖面はなかなかの景観。

宿に戻ってセーターを着込んで、と思ったのだが、陽がしっかりさしてきたら、昼間よりずっと温かいっちゅーか暑いくらい。結局そのまま再出発…と思ったらドアがしまらない。ご主人を呼んで見てもらったら、ロックのレバーが下がっていたのだった。
 晩飯場所探しで宿から案内所までの道のりをうろうろ。(やっぱ〜良かったを繰り返し。)良い店が無いねぇ。月曜日はお休み、なんて店もある。バーガー4.95ポンドの看板見て宿屋兼パブ兼レストランに入ったら、夕方6時以降は夜メニューでバーガーが8.95ポンドになっていた…この差は何やねん。バーカウンターのお兄ちゃんの態度も悪いし、晩飯選びでも失敗。
 たっぷりのサラダとチップスの付いたバーガーを1パイントのエールで流し込んだら、宿へ向かう。(…繰り返し。)宿の近くのパブはガラガラ。お勧めエールはちょっと弱くて好みでなかった。30分ほど掛けてちびちび空けたら8時過ぎ、宿に戻る。

宿の主人にインターネットについて聞いたら、運が良ければラウンジなら入るかもとか言ってたのだが、BTの無線LAN(有料)が微かに入るだけだった。部屋に戻って日記書き。そう言えば、トイレの水の流れも悪い、どこが4つ星なんだか。2つ星でも良い宿は有ったし、イギリスのゲストハウス・B&Bのレーティングは当てに出来ないねぇ。

写真は、蒸気機関車、おやつのチーズドッグ、帰りに乗ったクルーズ船、夕日に映えるウィンダミア湖、近所のパブのダーツボード。