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oopers.com
2295 OOPer: 2009-07-21 10:13:15
葡日記(第30日奇跡なんて起こりそうにない)
朝7時に起き出して出発準備…の途中で気が代わり、朝一のバスはやめて昼過ぎのバスに乗ることにする。8時からパンとハム・チーズ、コーヒーにミルクの朝食。
 出発準備の続きをのんびりやって、10時ごろに図書館へ行って、昨日の日記をアップ。その後で宿を11時にチェックアウト。こっちのホテルは大抵(ポルトガルで確認できたすべての宿で)チェックアウトタイムは12時だった。日本のホテルももうちょっとのんびりさせてもらいたい。
 バス駅で切符を買って、バス駅近所のカフェタリーアで軽くビファーナで昼飯。1時前のバスでファティマへ。「ファティマの奇跡」のあのファティマだぞ。

一体どこへ連れて行かれるんだろう的なのどかな丘陵地帯の田園風景が突然一変、近代的な高層マンションが立ち並ぶファティマが近づいてきた。なんか想像してたのとちょっと違う。のどかな田園風景のまんま、丘の真ん中に大きなモニュメントだけが見えてくる、ってのを期待していたのだが…。
 参道には土産物屋が立ち並び、観光汽車も走っている。ピカピカのリゾートマンションには空き家も目立つが…。
 街の中心を占めるバジリカは、超巨大な礼拝施設。真新しいコンクリートの近代的建造物を見ていると、この地では二度と奇跡は起こらないだろうなって思わせてくれる。そそくさと退散。
 参道の両端のロータリーに有る「ファティマの奇跡」の彫像の写真を撮る間にバスに間に合わなくなったので、再びコンクリートの塊へ。礼拝堂って言うより大学の講義室みたいな部屋があちこちに有る。

16時ファティマ発のリスボン行きは、空港にも泊まるのだな。空港のすぐ近くに宿が有れば良いのだが、そのまま見送って、何度目かになる七川バスターミナルに到着。隣のCP七川駅をくぐり抜けて、地下鉄の動物公園駅へ。今回は無事にチャージに成功。前回うまく行かなかったのは、1日券の有効時間が残っていたからかもしれない。
 んで、レスタウラドーレス広場で下車したのが、夕方6時過ぎ。1ヶ月前より明らかに賑わっている。7月のヨーロッパは観光シーズンだからねぇ。だのに、案内所は「工事のため本日お休み」の紙切れ1枚を張り付けて閉まっている…。ガイドブックに載っていた安宿1軒が満室だったので、あきらめて15分ばかり歩いて、相変わらず工事中のコメルシオ広場前の案内所へ。
 で、リスボンの案内所は夜8時まで営業、宿の斡旋も公式業務としてやっているので、とっても便利。探してもらった宿は一泊40ユーロ、格安とは行かないが、首都だしこんなもんか。料金は案内所で先払い、もちろんカードもOK。

再び15分強歩いて、レスタウラドーレス広場からすぐの宿に到着。リスボンでの最終日に見つけた観光客向けレストランが軒を連ねている通りの先。チェックインの時に受付にいたお兄さん、明日の朝一で出るならあれこれ、って感じで色々と教えてくれる。朝食も7時半からだけど、早く出るなら勝手に食っても良いよって。
 ビジホみたいで味気はないが、さすがにペンサオンで40ユーロというと綺麗にしてあって、部屋は最近改装したばかりっぽくピカピカ。ネットは使えなかったが、ま、明日は日本に出るんだから良いやということで、夕食へ。

途中通ってきた観光客向けレストランは嫌だなと思って、フロントのお兄さんに聞いたら、逆方向に有るお店を3軒ばかり教えてくれた。見つけることの出来た1軒はガラ空きだったけど、希望にピッタリのお手頃ジモティー向けの店って感じ。
 やっぱポルトガルの最終日は鱈(バカリャウ)でしょうってことで、自家風鱈を注文、緑ワインもカラフで。軽く炒めた鱈は大変うまかったです。

食事が終わったのが10時ごろ。夜景を何枚か写真に収めたら、明日も早いしさっさと宿へ。