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1485 OOPer: 2007-04-30 05:58:59 2
東欧日記第12日 雨とごろ寝のスチェアバ
周りに何もない駅の誰もいない待合室で日記をアップした後、すぐに列車は到着。6号車だと言えなく、車掌に切符を見せたら、「シャセ」だと教えてくれた。

寝台車(簡易寝台のクシェットのみ、日本の寝台車なんて、ヨーロッパの列車の感覚から見たら、みんな簡易寝台なんだから、値段をクシェット並みに下げるべきだと思うぞ、あの値段で利用者が少ないからってどんどん寝台車を廃止するのはいかがなものか)も連結されていたが、私の切符は普通の車両、恐れていたのは既に私の席を占領して寝込んでいる奴が居るんじゃないかと言う事だったんだが…。
 夜中まで延々としゃべり続ける家族連れに囲まれて5時間、途中うとうとくらいは出来たものの、とても眠れる状態ではなかった。一番良くしゃべるおばさんは、1,5人分くらいは有りそうな体格、おばさんの隙間に座っている娘はかなり窮屈そうだった。この娘も年食ったらあんな風になっちゃうのかね。

3時過ぎには孫連れのおばあちゃんが、スチェアバで降りるからと席を離れて少し余裕。しかし私もスチェバで降りるんだがね。
 4時頃に着いた駅で、沢山降りている。スチェアバ北駅だった。後で見たらスチェアバの駅はこっちの北駅の方がメインらしい。売店も深夜だと言うのに営業していた。
 4時半、ほぼ定刻通りに到着したスチェアバ無印駅は建物はぴっかぴかなんだが、売店やなんかはなくて、寂しい感じ。この時間でも列車の発着が有るし、時々警官が巡回しているので、それほど危険な感じはないが、かなり怪しいお兄さんも出没していた。

5時半くらいには空も白んで来た。駅前からバスに乗る。ガイドブックにはトロリーバスからマクシタクシーだなんて書いてあったが、最新の低床式の大型バスだった。乗車時に切符を買うのかと思ったら、発車してから車掌が売りに来てくれた。
 いかにも郊外にある駅、って感じからいつの間にか市街に入っていた。ガイドブックの地図にある教会は目立たないので、マクドを目印にした方が良いかも。
 バス停をおりると目の前が「一泊22ユーロ」の看板を掲げた高層安ホテル。ガイドブック価格から1レイも上がっていない一泊73レイ、ここには2泊の予定。私もあちこちのホテルに泊まったが、朝の6時過ぎにチェックインしたのは初めてかも。朝食が食えるのは明日からだよ、と念押しされてしまった。

お湯の出の悪いシャワーを浴びて、横になる。気が付いたら1時だった。外を見たら雨だったので、さらにぐだぐだしてたら3時、小降りになっているようなんで街歩きへ。
 ピザレストランの看板が見えたので、そこで朝飯兼昼飯。スチェアバもそこそこ都市化している感じの街なんだが、値段もバイアマーレ並み。グラスワインと国産ビールの値段が殆ど変わらなかったので、グラスワインにした。ピザはソレミーオと言うのにしたんだが、予想通り真ん中に目玉焼きが乗っていた。ピザと目玉焼きの相性は今一だと思う。失敗。
 バス駅は珍しく街中に有る、路線はシゲットよりは充実しているかなくらい。そのまま歩くと由緒有りそうな教会に、修復工事中だったんだが、中では神父さん(正教ではどういうのだ?)達が何やら歌声を上げてお祈りしていた。

雨の日曜日、街中はひっそりとしている。もちろん普通の店は全部休み。かろうじてバス通りに開いている店を発見、水を購入。よく見るとぽつりぽつりと開いている店も有るのだが、どの店もひっそりと営業している。
 ガイドブックにも載っている修道院へ。世界遺産にも登録されているような修道院が、こんな街中(バス通りから歩いて2分)にあるのも珍しいんでないか。外壁のフレスコ画もぼろぼろとはいえ、しっかり残っている。中ではさっきの教会と同じようなお祈りが行われていた。

いつもなら真っ先に行く城塞は、今日は雨だったんでパス。宿に戻ると5時過ぎ、夕食には早い絡もう一休み、目が覚めたら10時だった。

ホテルのレストランが夜の11時まで開いているはずなんで食べに行こうかとも思ったが、何か全然お腹が空いていない(1日の殆ど寝ていたんだから当たり前だ)ので、シゲットで日記書く時に飲もうと思って買っておいたビールを開けて晩飯代わり。さすがに夜行で移動はこたえる年になって来たか。