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oopers.com
2276 OOPer: 2009-06-29 22:25:15 1
葡日記(第21日ギマランエスのポウザーダ)
眠そうにしながらしっかり朝食の用意をしてくれた、ポルトガル語しかできないおばさんに別れを告げて、駅に出る。

スペインのビーゴ発の列車の車掌さん、トロファで乗り換えろという。本当言うと切符の有効範囲じゃないはずなんだけどね。1時間ほどで何にもないトロファに到着。1時間20分待ち。駅の案内放送なんて殆ど何を言っているのか分からなかったのだが、無事に乗り換えてさらに40分ほどでギマランエス(仮名で書くのが難しい発音)に到着。

駅からひたすら歩いて10分ちょっと、ポウザーダの入り口は超分かりにくい。レストランは広場のまん前目立ってるんだけどね。これがナザレの公立図書館から予約したお宿。ポウザーダってのは伝統的な建物とか風光明媚な場所に有る建物とかを改装した国営ホテルね。部屋は広々、木の床は綺麗に磨かれ、バスルームもピカピカなんだけど、ま、それだけかな。

部屋の用意ができるのは2時ごろと言うことで、それまで街歩き。今日は日曜日でなんとか公爵邸やらが14時まで無料なのでその辺から。中庭部分は激しく工事中、ギマランエスは2012年のヨーロッパ文化首都に立候補しているのだそうな。今までもいくつかの街でそんなのにぶつかったが、ま、選ばれると税金使ってあちこちピカピカになるので、その方が好きな人はそれまで待ってから来てちょうだい。
 で、何かお城みたいだったのだが、ま、内部の見学ではたいしたものは見られない。しかも見学順路が分かりにくい…。お土産屋で売っているものがしょぼい…。向かいのカフェは高い。

まだ時間が有るので何とか美術館へ。お客は私一人、係員はあちこちに4人はいたかな。宗教美術中心でおもしろくない。タダでなければ入らなかったろう

部屋に入る。ネットは有料。ケチくさい。結局6時前までくたーっとしてから再び街へ。バス駅と併設のショッピングセンター眺めたら他にやることもない。特に目的地もないまま、そぞろ歩き。「公設市場」の標識に従って歩くと、背の低い塀に囲まれた平屋建てばかりの細い路地を通る。庶民の町ってとこなんだろうか。開いているスーパーが見つからなかったので、カフェタリーアで緑ワインのボトルを買って冷やしておく。冷蔵庫が有る宿は良いね。

8時を回って晩飯場所探し。ポウザーダのレストランの価格は、あまりにも私のレンジを離れすぎているので、他に良い所を探すがなかなか見つからない。ようやく9時近くトウラ広場ってとこに晩飯も食えるカフェを発見。緑ワインの赤と豚カツ。ここの緑ワインはちゃんと緑ワインの味がする、やっぱヴィアナドカステロのあの店のワインは最低だったな。フライドポトテをお持ち帰りして、冷やしておいた緑ワインを飲みながら…日記書きの予定だったのだが、テレビの安っぽいホラー映画を見ていたらそのまま寝てしまった。