ブリタニア日記第19日甘く見てたよインバネス
と言う訳で、朝飯。フルスコティッシュと言っていたのだが、焼きトマトが煮トマトになっていただけで、今までの宿と変わらなかった。そう言えば、マッシュルームも無かったな。
長居したくなる宿でもないので、早めに駅へ。クイーン通り駅へは思ってたより近い。駅のカフェで(スタバも有ったが)コーヒー飲んで時間を潰す。ホワイトかブラックかって聞かれた。ブラックと言ったのに砂糖は付いてきたから、単にミルクを入れるかどうかってことらしい。
プラズマの行先表示は動いているんだが、ぎりぎりまで番線が表示されない。発車数分前にようやく表示されるから乗客が一斉に押し寄せるので乗車に時間が掛かる、遅れる、次の駅でも番線が決まらない…なんて悪循環なんだろう。
最初の停車駅スターリングは良さげな街なんだけどね。なんせ来しなの飛行機の中でブレイブハートなんて映画見ちゃったし。(映画の前半スコットランド人が超田舎者の蛮族にしか見えないのがちょっとね。)
途中の駅から男のカップル(いちゃいちゃこそしていなかったが、どう見ても親子や友人というよりはカップル)が乗って来た。ラップやらサンドイッチやらを食い散らす。
インバネスが近づいてくると、見慣れた牧草地と麦畑に変わってあまり人の手の入ってないっぽい森林も目立ってくる。グラスゴーから3時間あまりの旅でインバネスに到着。
まずは駅で次の行き先の切符を仕入れる。宿を決める前に切符を取ってしまうのは、ちょっと危険なんだが、今までの街では案内所さえ開いていればすんなり宿が取れたし、宿から駅まで戻るのはウィンダミアですっかり懲りたので。
係員のおじさんは仏頂面だがとっても親切、前後に1便ずらすと値段が安い切符が使えるよなんて教えてくれる。ちと時間的に希望と合わないのでそちらはパス。イギリス全土の鉄道網は週末必ずどこかで改修中なんで、この列車も途中までは代行バスだとさ。列車部分の指定も取ってもらう。
鉄道駅から案内所までは歩いて数分、iマークもわかりやすいのだが…。チケット情報と宿泊に別れた2つの窓口、宿泊の窓口はかなりの混雑。「ここ数日はインバネス近辺の宿泊状況は大変限られております」と印刷した札を立てかけている。
さっきから数人の客に地図だけ渡して追い返すのに成功していたお兄さんが私の担当、一人二晩車無しと言うと、調べもせずに「無理」との返事。1つだけ有るのが一泊150ポンド2泊で230ポンドだとさ。一瞬考えてそこで良い、と言うと電話してくれたのだが、(端末では空きがあると表示されていたが)実際には埋まってしまった後だとさ。(その値段で良いなら)もう一軒心当たりが有ると言って電話してもらったのだが、そちらも撃沈。結局このおじさんの担当した他の数人と同じく、地図を渡されて、「ここら辺に一杯B&Bとか有るから、ここで駄目でも空いてることが有るからさ、今まだ2時だし見つかるかもだよ」だと。B&Bの類には一切電話さえしようとしない。
『そう思うんならお前が見つけろよ、それがしごとだろうが!!!』等とは言えず、地図をもらって宿探しに出る。
大抵のB&Bには玄関先に空室有無の看板を掛けている。当然殆ど「空室無し」ばかり。たまに「空室有り」の看板見つけて呼び鈴押しておばさんに聞いてみても、シングルと言った瞬間、「無いわよ」の一言で終わり。1軒だけ「ダブルなら有るけど一泊84ポンドだよ」と。せっかくはるばるネッシーに会いにここまで来たんだから、4つ星ホテルに150ポンドは払っても良いが、普通のB&Bで一泊84ポンドと言われてもねぇ。
んが、案内所のおじさんが囲んでくれた街の端っこまで「無いわよ」が続いてさすがに不安になって来た。近所の街も同じような状態だろうし、もう、次の切符も買っちゃったぞ。(まだ払い戻しは効くけどね。)
と言う訳で、留守番の男の子が出て来た宿、部屋は有るこの部屋だと言ってダブルの部屋を見せてくれる。一泊42.50ポンドだと言う。B&Bにしては高い方だが、この際構わない、2晩泊まれるか確かめてくれと言うと、ママに電話。一泊45ポンドだよとか訂正されている声が聞こえる、さらに…。
「一泊60ポンドです」…しばし絶句…「それって二晩で120ポンドってこと?」「はい、一泊60ポンドです」…完全に足元見られてるんだが、それで良いと言ってしまった。で、鍵をもらって気がついたのだが、バストイレは共用だった…。
気を取り直して、案内所まで戻る。ネス湖クルーズの予約と、コーダー城への行き方。担当のお姉さん、少々聞き取りの怪しい(言ってる言葉も一部英語になってない)私に一生懸命説明してくれる。隣のお姉さんは、スペイン語でのお相手が終わったと思ったら次はフランス語でやってるよ。
ネス湖クルーズのチケット予約、手数料1ポンドを取るのだね。手数料払うのは良いけどさ、その分仕事しろよな。
時間はもう4時近く、昼飯がまだなんだよねぇ。2品コースが6.95ポンドって店を見つけたので入って見たら、6.95ポンドで頼める料理は前菜程度の物ばかり、8.95ポンドならもうちょっとまともなものがある。小エビのカクテルとコダラのベーコン巻。どっちもそれなりにおいしかったんだが、値段が合わないと思って聞いてみると、小エビもベーコン巻も追加料金が必要とメニューに明記されていた。そっか見逃してたよ、それならOKと言ってカードで丁度だけ払って出てくる。レストランと名前が付いてても、人が食ってる横でディナー営業の準備始めた上、勘定書きも持ってこないような店にチップは置いてけません。
明日のツアーの発着場所確かめたりしながら、街をうろうろ。昼飯から1時間も立ってないのだが、もう6時近く。お昼の店が今一気分良くなかったので、パブのバーガーで晩飯。カレーナイトでカレーも安かったのだが、あんまりお腹空いてないところに詰め込むのはバーガーかなと。
宿への帰り道、宿近くに有ったミニスーパーでビールとおやつを買い込む。今夜はこれでテレビ見ながら日記書きと思ったら、ここのテレビ思いっきり調子が悪い。ネットも無い、テレビも無いではさすがに時間を持て余すので、ビールを飲み干した後、パソコン持って再び街へ。
WiFi無料の札を貼ってるパブでビールを頼んでアクセス。パスワードが要るのだな。大文字小文字を間違えたが一度つながればばっちり調子が良い。リアルタイム編やら昨日の日記やらをアップして、電池が切れかけの所で、そろそろ10時、さすがにパブも賑やかになって来た。帰って寝るか。
写真は、どこがスコティッシュだかわからないグラスゴーの朝飯、味はまぁまぁだったコダラのベーコン巻、市場というより商店街だったインバネスのビクトリア市場。
長居したくなる宿でもないので、早めに駅へ。クイーン通り駅へは思ってたより近い。駅のカフェで(スタバも有ったが)コーヒー飲んで時間を潰す。ホワイトかブラックかって聞かれた。ブラックと言ったのに砂糖は付いてきたから、単にミルクを入れるかどうかってことらしい。
プラズマの行先表示は動いているんだが、ぎりぎりまで番線が表示されない。発車数分前にようやく表示されるから乗客が一斉に押し寄せるので乗車に時間が掛かる、遅れる、次の駅でも番線が決まらない…なんて悪循環なんだろう。
最初の停車駅スターリングは良さげな街なんだけどね。なんせ来しなの飛行機の中でブレイブハートなんて映画見ちゃったし。(映画の前半スコットランド人が超田舎者の蛮族にしか見えないのがちょっとね。)
途中の駅から男のカップル(いちゃいちゃこそしていなかったが、どう見ても親子や友人というよりはカップル)が乗って来た。ラップやらサンドイッチやらを食い散らす。
インバネスが近づいてくると、見慣れた牧草地と麦畑に変わってあまり人の手の入ってないっぽい森林も目立ってくる。グラスゴーから3時間あまりの旅でインバネスに到着。
まずは駅で次の行き先の切符を仕入れる。宿を決める前に切符を取ってしまうのは、ちょっと危険なんだが、今までの街では案内所さえ開いていればすんなり宿が取れたし、宿から駅まで戻るのはウィンダミアですっかり懲りたので。
係員のおじさんは仏頂面だがとっても親切、前後に1便ずらすと値段が安い切符が使えるよなんて教えてくれる。ちと時間的に希望と合わないのでそちらはパス。イギリス全土の鉄道網は週末必ずどこかで改修中なんで、この列車も途中までは代行バスだとさ。列車部分の指定も取ってもらう。
鉄道駅から案内所までは歩いて数分、iマークもわかりやすいのだが…。チケット情報と宿泊に別れた2つの窓口、宿泊の窓口はかなりの混雑。「ここ数日はインバネス近辺の宿泊状況は大変限られております」と印刷した札を立てかけている。
さっきから数人の客に地図だけ渡して追い返すのに成功していたお兄さんが私の担当、一人二晩車無しと言うと、調べもせずに「無理」との返事。1つだけ有るのが一泊150ポンド2泊で230ポンドだとさ。一瞬考えてそこで良い、と言うと電話してくれたのだが、(端末では空きがあると表示されていたが)実際には埋まってしまった後だとさ。(その値段で良いなら)もう一軒心当たりが有ると言って電話してもらったのだが、そちらも撃沈。結局このおじさんの担当した他の数人と同じく、地図を渡されて、「ここら辺に一杯B&Bとか有るから、ここで駄目でも空いてることが有るからさ、今まだ2時だし見つかるかもだよ」だと。B&Bの類には一切電話さえしようとしない。
『そう思うんならお前が見つけろよ、それがしごとだろうが!!!』等とは言えず、地図をもらって宿探しに出る。
大抵のB&Bには玄関先に空室有無の看板を掛けている。当然殆ど「空室無し」ばかり。たまに「空室有り」の看板見つけて呼び鈴押しておばさんに聞いてみても、シングルと言った瞬間、「無いわよ」の一言で終わり。1軒だけ「ダブルなら有るけど一泊84ポンドだよ」と。せっかくはるばるネッシーに会いにここまで来たんだから、4つ星ホテルに150ポンドは払っても良いが、普通のB&Bで一泊84ポンドと言われてもねぇ。
んが、案内所のおじさんが囲んでくれた街の端っこまで「無いわよ」が続いてさすがに不安になって来た。近所の街も同じような状態だろうし、もう、次の切符も買っちゃったぞ。(まだ払い戻しは効くけどね。)
と言う訳で、留守番の男の子が出て来た宿、部屋は有るこの部屋だと言ってダブルの部屋を見せてくれる。一泊42.50ポンドだと言う。B&Bにしては高い方だが、この際構わない、2晩泊まれるか確かめてくれと言うと、ママに電話。一泊45ポンドだよとか訂正されている声が聞こえる、さらに…。
「一泊60ポンドです」…しばし絶句…「それって二晩で120ポンドってこと?」「はい、一泊60ポンドです」…完全に足元見られてるんだが、それで良いと言ってしまった。で、鍵をもらって気がついたのだが、バストイレは共用だった…。
気を取り直して、案内所まで戻る。ネス湖クルーズの予約と、コーダー城への行き方。担当のお姉さん、少々聞き取りの怪しい(言ってる言葉も一部英語になってない)私に一生懸命説明してくれる。隣のお姉さんは、スペイン語でのお相手が終わったと思ったら次はフランス語でやってるよ。
ネス湖クルーズのチケット予約、手数料1ポンドを取るのだね。手数料払うのは良いけどさ、その分仕事しろよな。
時間はもう4時近く、昼飯がまだなんだよねぇ。2品コースが6.95ポンドって店を見つけたので入って見たら、6.95ポンドで頼める料理は前菜程度の物ばかり、8.95ポンドならもうちょっとまともなものがある。小エビのカクテルとコダラのベーコン巻。どっちもそれなりにおいしかったんだが、値段が合わないと思って聞いてみると、小エビもベーコン巻も追加料金が必要とメニューに明記されていた。そっか見逃してたよ、それならOKと言ってカードで丁度だけ払って出てくる。レストランと名前が付いてても、人が食ってる横でディナー営業の準備始めた上、勘定書きも持ってこないような店にチップは置いてけません。
明日のツアーの発着場所確かめたりしながら、街をうろうろ。昼飯から1時間も立ってないのだが、もう6時近く。お昼の店が今一気分良くなかったので、パブのバーガーで晩飯。カレーナイトでカレーも安かったのだが、あんまりお腹空いてないところに詰め込むのはバーガーかなと。
宿への帰り道、宿近くに有ったミニスーパーでビールとおやつを買い込む。今夜はこれでテレビ見ながら日記書きと思ったら、ここのテレビ思いっきり調子が悪い。ネットも無い、テレビも無いではさすがに時間を持て余すので、ビールを飲み干した後、パソコン持って再び街へ。
WiFi無料の札を貼ってるパブでビールを頼んでアクセス。パスワードが要るのだな。大文字小文字を間違えたが一度つながればばっちり調子が良い。リアルタイム編やら昨日の日記やらをアップして、電池が切れかけの所で、そろそろ10時、さすがにパブも賑やかになって来た。帰って寝るか。
写真は、どこがスコティッシュだかわからないグラスゴーの朝飯、味はまぁまぁだったコダラのベーコン巻、市場というより商店街だったインバネスのビクトリア市場。