第6日雨のダイヤモンド駅
チェックアウト、朝食代を10ユーロ×3取られてしまった。そう言えば、朝食付きかどうか確かめなかったんだよねぇ。ドイツ・チェコ・ハンガリーと朝食付きが当たり前の国が続いていたからすっかり忘れて居たが気にはなっていたのだな。バウチャーには朝食の事何にも書いてなかったし。
駅の切符売り場で「ローゼンダール」と言ったら聞き返されてしまった。もしかして普通の観光客が行くような場所でないのか…。直行のインテルシティー(ヨーロッパの都市間急行の共通呼称)で1時間ちょっと。本当に普通の観光客が行くような場所ではなかった。30分かそこら街中をうろちょろして、方針変更、アントヴェルペン(日本では通常アントワープと呼ばれている)に行くことにする。
そもそも何でガイドブックにも紹介されていないローゼンダールなんかで降りたのかと言うと、アントヴェルペン行きの国際各駅停車が出ているからなのだ。陸続きなんだからそれほど感激するほどの事じゃないんだけどね。
ローゼンダールにはちゃんとチケットオフィス(英語でそう書いてある)もある。インテルシティーも停まる訳だから、普段の平日はもっと賑やかな街なんだろう。わざわざ見に来るほどのものは無いけどね。で、アントヴェルペン行きの切符を買ったら、なんと手数料だけで3,50ユーロ。あのねオランダ国鉄nsさん、窓口販売では手数料取るってのは許そう、自販機ではカードだけってのも仕方ないとしよう、せめて旅行者が持ってるカード使えるようにしなさいよ。イタリアでさえ(イタリア人が見たら怒るかな、ま、誰も見ないでしょ)国鉄の切符の自動販売機はどんなクレジットカードでも使えるんだぞぉ!(オランダのnsの関係者も見ないよな。)
アントヴェルペンまでは45分(ローゼンダールの窓口のお姉さん、親切に時刻表を印刷してくれた)、切符がオランダ国内のものと全然違う形なのでいつもの日付刻印をせずに(オランダではその日限り有効切符と言うのがあって、要は刻印しなくてもすぐ乗車できる切符も買える)乗車したのだが、検札にきたベルギー国鉄の車掌さんに普通にはさみ(スペイン日記か何かに書いたと思うんだが、こっちのはさみは、切符を指定の形で切り取るだけの日本のはさみにそっくりだけど、自動的に日付と時間帯が刻印される)を入れてもらうだけでOKだった。電車の切符の買い方、バスの乗車の仕方(オランダのバスの乗り方はちゃんと書いてないよね、行き先聞いた話は書いたけど、オランダではバス料金は先払い、というか、乗車時に運ちゃんから切符を買うことができます。回数券の人は、乗車時に行き先を告げて、乗車区間分使った位置にはんこをもらう)なんかも1つの文化なんだろう、各国それぞれに微妙な違いがあって面白い。日本みたいに狭い国なのに地域によって違いがあるってのはなんとかしてほしいけどね。
国境をいつ越えたのかはわからない。車掌さんが来る前の駅で駅名の表示の仕方が変わったから多分そこはもうベルギーだったんだろう。知らない人も居るだろうから言っておくとローゼンダールはまだオランダ(北欧の有名な陶器メーカーでローゼンダールと言うのがあるが別物)で、アントヴェルペンはベルギー(オランダ語ではベルヒエ)ですよ。EUの中でも一番往来が自由だと言われているベネルクス(ベルギーとネーデルラント[=オランダの事です]とルクセンブルグ)3国間の移動だから本当に何のチェックもなし。ちなみにデンハーフで乗り換えればアントヴェルペン行き(というかブリュッセル行きだな)の国際インテルシティーも出てるんだけどね。
アントヴェルペンの駅は私なんかが足を踏み入れても良いんかいなって感じがするほどの立派な駅舎。但し、中も外も大規模改装工事中。後でガイドを見たら重要文化財だってさ。
ベルギーの観光案内所は世界共通のiマーク。改装中のオフィスは狭いプレハブだけど、お兄さんはとっても親切で愛想も良い。やっぱカトリック系のベルギーはラテンの影響を受けているのかななどと思ってしまう。もちろん英語ぺらぺら。
ホテルは駅徒歩1分朝食付きで55ユーロ。レイデンやアムステルダムに比べれば天国みたいな値段だね。先払いでチェックイン、残念ながらインターネット使い放題ってのは無かった。築30年の中途半端な建物で、内外装もピカピカとはいかないけど、でっかいバスタブもあるし、ホテルとしてはまぁまぁかな。駅前再開発が終わるまでは、我慢して安い値段で部屋を回転させて、駅前広場の工事が完了した暁にはちょいとピカピカにしてリニューアル(その分値段も上げて)って腹だろうと思う。この値段で泊まれるのはもうしばらくだろうから、アントヴェルペンに来たい人はお早めに。
フロントで良いレストランがあるか聞いたら、あっちに行けば一杯あるとだけ教えられてしまった。
適当に歩いていたら、どう考えても観光地っぽくないところに出たので、カフェらしきところに飛び込んで地図を見る。親父は英語がいまいち得意でないらしい。んーむ、何かいい感じ。オランダがいまいち楽しくなかったのは、どこに行っても英語がカンチンプーに通じてた(って私の英語は怪しいんだけどね、Is this bus goes to Bastion Hotel?なんて言ってたもんね、さて間違いは何カ所?)ってのもあるからねぇ(食い物と宿が高いってのも大きいけどね)。はっきり言って言葉が通じるってのは緊張感もなけりゃ、面白みも無いです。
ガイドブックの地図やら案内標識やらを見比べながら、なんとか普通の観光地の方へ。今日は日曜日、ブランドショップやなんかもみんなお休み。マクドや(フランス資本のQuickもあった)ワッフル屋やチョコレート屋さんは開いてたけどね。
カテドラルの見学は2ユーロなり、塔には登らせてくれなかった。港へ歩いて行くつもりでずんずん進んで行ったら、いつの間にやら駅前に逆戻り。アントヴェルペンの道は微妙に曲がっていて、交差点を渡っている間に方向感覚が狂ってしまう。(きっと私だけではないと思う…。)
おなかが空いたのでワッフル屋さんでチョコレートのたっぷりかかった本物のベルギーワッフルを買ってぱくつく。なんか私が買った後同じ店に沢山の人が押し掛けていた。只で宣伝してあげた感じだね。
アントヴェルペンの港は川の中だから、直線上にだだっ広い。私は観光船の乗り場から海洋博物館の辺りまで歩いて退散した。
さっきまで晴れていたと思ったら、ぽつりぽつりの雨が本降りになってきた。ベルギーのこの辺りもオランダ同様、天気は変わりやすいようだ。例によっていつの間にか思っていたのと方角が90度ずれたりしているのを何とか補正しながら、宿に戻って濡れたものを洗ったり渇かしたりして出直し。
結局さっきの街歩きで見つけておいた鶏肉料理の店に入る。鳥の丸焼き半身が5ユーロ、鳥の丸焼き半身お好みソース付きが10ユーロ(お好み焼き用のソースが付いている訳ではない)、私はきっと値段相応にいろんな付け合わせが乗っているんだと思って、10ユーロの方を頼んだのだが、本当にソースが余分についてきただけだった…。これって多分ベルギー料理じゃないよねぇ。
ビールもぬるかったので、お釣りを端数まできっちりもらって(オランダではチップの習慣は無いそうだが、別に渡しても断ったりしなかったので、端数は置いて行く事が多かった)店を出た後、飲み足りないから軽く一杯やれる店を探す。カフェと書いてあってもディナータイムだからビール一杯では寄りにくい、結局西アジア系(もらった袋にモロッコと書いてあるからそっち系の人かもしれない、ベルギーでは買い物するとレジ袋はもらえるようである)の浅黒い肌のお兄さんのナイトショップ(普通の店が閉まる夕方から早朝まで開いている店、エッチなものを扱うお店ではない)でビールとおつまみを買ってホテルに戻った。
これを書いている間に時間は夜の9時半、外はすっかり暮れてきた感じ。レイデンやアムステルダムより30分くらい早いような気がするが、気のせいもあるだろう。ビール2本も開いたし、そろそろ寝るかな。
写真は順にアントヴェルペンのチョコレート屋さん、ベルギーワッフル、アントヴェルペンの港。
駅の切符売り場で「ローゼンダール」と言ったら聞き返されてしまった。もしかして普通の観光客が行くような場所でないのか…。直行のインテルシティー(ヨーロッパの都市間急行の共通呼称)で1時間ちょっと。本当に普通の観光客が行くような場所ではなかった。30分かそこら街中をうろちょろして、方針変更、アントヴェルペン(日本では通常アントワープと呼ばれている)に行くことにする。
そもそも何でガイドブックにも紹介されていないローゼンダールなんかで降りたのかと言うと、アントヴェルペン行きの国際各駅停車が出ているからなのだ。陸続きなんだからそれほど感激するほどの事じゃないんだけどね。
ローゼンダールにはちゃんとチケットオフィス(英語でそう書いてある)もある。インテルシティーも停まる訳だから、普段の平日はもっと賑やかな街なんだろう。わざわざ見に来るほどのものは無いけどね。で、アントヴェルペン行きの切符を買ったら、なんと手数料だけで3,50ユーロ。あのねオランダ国鉄nsさん、窓口販売では手数料取るってのは許そう、自販機ではカードだけってのも仕方ないとしよう、せめて旅行者が持ってるカード使えるようにしなさいよ。イタリアでさえ(イタリア人が見たら怒るかな、ま、誰も見ないでしょ)国鉄の切符の自動販売機はどんなクレジットカードでも使えるんだぞぉ!(オランダのnsの関係者も見ないよな。)
アントヴェルペンまでは45分(ローゼンダールの窓口のお姉さん、親切に時刻表を印刷してくれた)、切符がオランダ国内のものと全然違う形なのでいつもの日付刻印をせずに(オランダではその日限り有効切符と言うのがあって、要は刻印しなくてもすぐ乗車できる切符も買える)乗車したのだが、検札にきたベルギー国鉄の車掌さんに普通にはさみ(スペイン日記か何かに書いたと思うんだが、こっちのはさみは、切符を指定の形で切り取るだけの日本のはさみにそっくりだけど、自動的に日付と時間帯が刻印される)を入れてもらうだけでOKだった。電車の切符の買い方、バスの乗車の仕方(オランダのバスの乗り方はちゃんと書いてないよね、行き先聞いた話は書いたけど、オランダではバス料金は先払い、というか、乗車時に運ちゃんから切符を買うことができます。回数券の人は、乗車時に行き先を告げて、乗車区間分使った位置にはんこをもらう)なんかも1つの文化なんだろう、各国それぞれに微妙な違いがあって面白い。日本みたいに狭い国なのに地域によって違いがあるってのはなんとかしてほしいけどね。
国境をいつ越えたのかはわからない。車掌さんが来る前の駅で駅名の表示の仕方が変わったから多分そこはもうベルギーだったんだろう。知らない人も居るだろうから言っておくとローゼンダールはまだオランダ(北欧の有名な陶器メーカーでローゼンダールと言うのがあるが別物)で、アントヴェルペンはベルギー(オランダ語ではベルヒエ)ですよ。EUの中でも一番往来が自由だと言われているベネルクス(ベルギーとネーデルラント[=オランダの事です]とルクセンブルグ)3国間の移動だから本当に何のチェックもなし。ちなみにデンハーフで乗り換えればアントヴェルペン行き(というかブリュッセル行きだな)の国際インテルシティーも出てるんだけどね。
アントヴェルペンの駅は私なんかが足を踏み入れても良いんかいなって感じがするほどの立派な駅舎。但し、中も外も大規模改装工事中。後でガイドを見たら重要文化財だってさ。
ベルギーの観光案内所は世界共通のiマーク。改装中のオフィスは狭いプレハブだけど、お兄さんはとっても親切で愛想も良い。やっぱカトリック系のベルギーはラテンの影響を受けているのかななどと思ってしまう。もちろん英語ぺらぺら。
ホテルは駅徒歩1分朝食付きで55ユーロ。レイデンやアムステルダムに比べれば天国みたいな値段だね。先払いでチェックイン、残念ながらインターネット使い放題ってのは無かった。築30年の中途半端な建物で、内外装もピカピカとはいかないけど、でっかいバスタブもあるし、ホテルとしてはまぁまぁかな。駅前再開発が終わるまでは、我慢して安い値段で部屋を回転させて、駅前広場の工事が完了した暁にはちょいとピカピカにしてリニューアル(その分値段も上げて)って腹だろうと思う。この値段で泊まれるのはもうしばらくだろうから、アントヴェルペンに来たい人はお早めに。
フロントで良いレストランがあるか聞いたら、あっちに行けば一杯あるとだけ教えられてしまった。
適当に歩いていたら、どう考えても観光地っぽくないところに出たので、カフェらしきところに飛び込んで地図を見る。親父は英語がいまいち得意でないらしい。んーむ、何かいい感じ。オランダがいまいち楽しくなかったのは、どこに行っても英語がカンチンプーに通じてた(って私の英語は怪しいんだけどね、Is this bus goes to Bastion Hotel?なんて言ってたもんね、さて間違いは何カ所?)ってのもあるからねぇ(食い物と宿が高いってのも大きいけどね)。はっきり言って言葉が通じるってのは緊張感もなけりゃ、面白みも無いです。
ガイドブックの地図やら案内標識やらを見比べながら、なんとか普通の観光地の方へ。今日は日曜日、ブランドショップやなんかもみんなお休み。マクドや(フランス資本のQuickもあった)ワッフル屋やチョコレート屋さんは開いてたけどね。
カテドラルの見学は2ユーロなり、塔には登らせてくれなかった。港へ歩いて行くつもりでずんずん進んで行ったら、いつの間にやら駅前に逆戻り。アントヴェルペンの道は微妙に曲がっていて、交差点を渡っている間に方向感覚が狂ってしまう。(きっと私だけではないと思う…。)
おなかが空いたのでワッフル屋さんでチョコレートのたっぷりかかった本物のベルギーワッフルを買ってぱくつく。なんか私が買った後同じ店に沢山の人が押し掛けていた。只で宣伝してあげた感じだね。
アントヴェルペンの港は川の中だから、直線上にだだっ広い。私は観光船の乗り場から海洋博物館の辺りまで歩いて退散した。
さっきまで晴れていたと思ったら、ぽつりぽつりの雨が本降りになってきた。ベルギーのこの辺りもオランダ同様、天気は変わりやすいようだ。例によっていつの間にか思っていたのと方角が90度ずれたりしているのを何とか補正しながら、宿に戻って濡れたものを洗ったり渇かしたりして出直し。
結局さっきの街歩きで見つけておいた鶏肉料理の店に入る。鳥の丸焼き半身が5ユーロ、鳥の丸焼き半身お好みソース付きが10ユーロ(お好み焼き用のソースが付いている訳ではない)、私はきっと値段相応にいろんな付け合わせが乗っているんだと思って、10ユーロの方を頼んだのだが、本当にソースが余分についてきただけだった…。これって多分ベルギー料理じゃないよねぇ。
ビールもぬるかったので、お釣りを端数まできっちりもらって(オランダではチップの習慣は無いそうだが、別に渡しても断ったりしなかったので、端数は置いて行く事が多かった)店を出た後、飲み足りないから軽く一杯やれる店を探す。カフェと書いてあってもディナータイムだからビール一杯では寄りにくい、結局西アジア系(もらった袋にモロッコと書いてあるからそっち系の人かもしれない、ベルギーでは買い物するとレジ袋はもらえるようである)の浅黒い肌のお兄さんのナイトショップ(普通の店が閉まる夕方から早朝まで開いている店、エッチなものを扱うお店ではない)でビールとおつまみを買ってホテルに戻った。
これを書いている間に時間は夜の9時半、外はすっかり暮れてきた感じ。レイデンやアムステルダムより30分くらい早いような気がするが、気のせいもあるだろう。ビール2本も開いたし、そろそろ寝るかな。
写真は順にアントヴェルペンのチョコレート屋さん、ベルギーワッフル、アントヴェルペンの港。