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1420 OOPer: 2007-04-09 23:11:41
東欧日記(準備編5-ブルガリア語)
と言う訳で、今日からブルガリア語学習の日々である(はずだったが、まだ全然進んでいない)。使用テキストについては、私の古い書き込み(#1168)参照。んで、そこには、『キリル文字アルファベットの基本的な読み方はモンゴル語やった時に勉強してるんで、読むのにはそれほど困りません』と書いたのだが、テキスト(「CDエクスプレスブルガリア語」この本の事もどこかに書いたと思っていたのだが、自分で見つけられなかった)の練習問題をやろうと思って、はたと気が付いた…

 キリル文字の書き方がわからない!

世に語学書の数は多けれど、普通の人が普通に手書きした時の文字がどんなだかを載せてくれているものは殆ど無い。(ちなみに私の経験から言って、英語を含むラテンアルファベット圏の国の人と筆談になった時に日本の中学校で教えるような「筆記体」で文字が書かれたことは無い。はっきり言って、日本で教えているような「筆記体」を常用している人なんて世界中に殆ど居ないんじゃないかと思う。高校の英語の先生が「最近は筆記体も知らない子が入学して来る」なんて愚痴を言っていたのを聞いたことがあるが、あんなもの教えんで宜しい。)

と言う訳で、キリル文字の「筆記体」については、ネットで検索したらいくつか出てきたのだが、やはり私がモンゴルで見た手書き文字とは違う。あれこれ探しているうちにキリル文字のイタリック体は手書き文字に近いことに気が付いた。それが左の図。
 右端のイタリック小文字に注目。英語のuみたいなのが、Nを逆さにした文字の横に書いてあるが、これの音は[i]、この他nみたいのが[p]、mみたいのが[t]の音を表す文字である。ラテンアルファベットしか知らない人間が、書籍からのにわか仕込みで活字体のキリル文字を覚えて行っても、こんな文字を書かれた日には普通は読めないだろう。(一番苦労したのは数字だったのだが。)

ちなみにブルガリア語の表記に使われるキリル文字はJISコードの範囲に全て存在するので、普通に日本語環境でパソコンを使っている人なら表示出来るのだが、Windowsマシンにはキリル文字のイタリック体のフォントまでは入っていない可能性が強いので、画像にした。文字フォントにも著作権とかなんとかが有って、自社の製品(単なるホームページの見出し画像等を含む)にこう言ったパソコンのフォントから作った画像データを貼付けたりすると問題になることがあるので、注意する事。(左の画像はMac OS XのGeorgiaのノーマルとイタリック。外国語をしっかりやりたい人はMacにしときなさい。追加インストールなんか一切無しでモンゴル語用の拡張キリル文字まで全部フォントに入ってるから。)