bbs
oopers.com
1408 OOPer: 2007-04-06 16:33:07 2
東欧日記(準備編4-デジカメ)
と言う訳で、ドラキュラ城に着いた時にはデジカメの電池が切れていたので写真は無しね、なんて日記に書く羽目になるのは嫌なので、買ってきてしまった。

私のデジカメ選びの条件は以下の通り。

1)飛び出さない光学ズーム3倍以上のコンパクト機
 一度Dimageで飛び出さないレンズに慣れてしまっているので、グニュニュッとレンズが飛び出すカメラはとても持つ気にならない。こういう屈曲光学系を採用すると、どうしても画質が甘くなると言う話も有るのだが、画質にこだわるのならコンパクトデジカメなんてやめて一眼レフやハイエンド機を買えば宜しい。コンパクト機には割り切りが必要だよ。

2)SDメモリカードが使えること
 ここ数日で2GB分もメディア買っちゃいましたから。Wiiに差し込めばそのまま大画面で見られるしね。

んで、1)の条件に合う機種が、SONYのTシリーズ、OLYMPUSのμシリーズの一部、FUJIフィルムのZシリーズ、NIKONのSシリーズの一部、CASIOのv7(最初シリーズと書きかけたのだが、v7の一機種しか無いみたい)等が有る訳だな。
 この内SONYは当然メモリースティックのみ、OLYMPUSとFUJIはxDのみなんで、2)の条件で除外。SONYのTシリーズなんて数世代前のモデルが、それほど値落ちせずに最新機種に混じって人気上位に入っているから、飛び出さないコンパクト機ってのはかなり人気があると思うのだが、意外と製品自体は少ないのだな、特許(MinoltaとSONYはユーザから見た外見上は全く同じに見えるのだが別特許だったらしい)の関係とか有るのか。FUJIは一部機種でxDとSDの併用に踏み切ったが、残念ながらZシリーズはまだ対象外だった。エビちゃんモデルは脱落である。

と言う訳で、残るはNIKONとCASIOと言うことになるのだが、NIKONのS7cは既に製造終了、店頭でも全く見かけなかった。最新のS50/S50cは先日発表されたばかりで未発売、4月下旬発売予定なので、私の出発には間に合わない可能性が強い。無線LAN標準装備ってのは気になるんだが、飛行機の機内では使用禁止だし、ルーマニアやブルガリアには無料の無線LANスポットなんて殆ど無いだろうから、関係無いか。

と言う訳で、必然的に残ったのがCASIOのEXILIM EX-V7。レンスが飛び出さないコンパクトサイズのボディーながら、光学7倍ズーム採用、ってこれはあんまりポイントではなかったんだけど。店頭表示価格はヤマダ電機とソフマップが全く同じ、23%ポイントと斜線が引いてあって「価格は係員まで」ってのまで一緒だったので、既にポイントカードのあるソフマップで購入してしまった。ちなみに事前に価格コムで調べた最安値は31800円ほど。購入価格-ポイント分で考えるとそれよりほんのちょっと高いだけ、と言うことになった。
 ちなみにメーカー品が比較的安く買えると言うことで以前はよく利用していた「ガリア戦記のカエサルの言葉をもじったテレビCMで有名なxx商店」では、ものすごく4万円に近い3万円台だった。問題外だな。以前はこの店でも価格交渉出来たのだが…。ちなみに単なる値札価格だと、なんばシティーのカメラの北村が一番安かった。

と言う訳で、まだ箱から出して本体を触ってみただけなのだが、どんなもんなんだろうね。EXILIMと言えば、超薄型のカードカメラで一世を風靡、あの薄さは本当に凄かったのだが、最近はズームだの大形液晶だので、コンパクトデジカメに対する最低要求水準が高くなってしまって、取り立てて他社と差別化するものが無くなっている。営業的にも苦しいのではないのだろうか。私的にはもう一度、薄型の限界に挑戦して欲しいと思っている。
 で、現用のDimage Xtと比べてみると、かなり厚みが増していて横幅も少し大きい。持ってみた時の重量感は殆ど変わらないが、厚みがある分v7の方がもっさりと重い感じがする。

カラーバリエーションは黒と銀だけ。Xtの時にも銀以外のモデルが欲しかったのだが、出発前(イタリアに行く前だっけか?)に在庫有りだったのは、銀だけだったのだな。今回は無事に黒の在庫有りだったのでそちらにした。FUJIなんかの機種に比べると色数が少ないように思うのだが、やはりCASIOの現在のメインターゲットに若い女性は入っていないのだろう。CMキャラの女優さんは好みのタイプなんだけどね。

それにしても最近はコンパクトデジカメでも1000万画素ものとか出しているのだな。正直言うとメーカー側だって、消費者がコンパクトデジカメにそこまで求めていない、ってのはわかっていると思うんだが、アピールしやすい数値(今なら「あるある」的表現、と言うべきか)でバージョンアップを重ねないと、価格下落の大波に飲み込まれてしまうから仕方無いのだろう。
 私的には使いやすさとコンパクトさを優先した機種がもっと有っても良いと思うのだが。松下や東芝等の大企業もいまだに電球なんかを自社ブランドで売っていて、それなりに商売になっていると思うんだが、デジカメの場合は低価格機種では本当に商売にならないのだろうか。
 FUJIが「写ルンですデジタル」を出すより前に駅や観光地の売店に置いてもらえる「レンズ付きメモリー」(「写ルンです」等の通称使い捨てカメラはメーカーでは「レンズ付きフィルム」と呼んでますんで)をいち早く発売してそれなりの地位を築こう、と言うメーカーは現れないものか。先日来報告しているフラッシュメモリの価格下落の度合いから見て機は熟したように思うのだが。(ちなみに「写ルンです」のデジタル代替と考えれば、コストのかかる大型液晶もズーム機能もパソコン接続機能も全部要らない。)