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1471 OOPer: 2007-04-27 05:42:12 3
東欧日記第9日 予約は有るのかバイアマーレ
朝飯はアラカルトだった。サラミ・ゆで卵1個(「1個?」なんて聞かれたので、その時に2個にしておけば良かった)・オレンジジュース(というか炭酸入りだったのだが)・パン・カップッチーノの質素な朝食。アラカルトだとつい遠慮してしまう。

宿に荷物を預けて、まずは馬鹿でかいカトリック教会へ。中身は意外に質素。少し歩くと正教会、中身は期待通りのド派手、熱心にお参りする市民多数。近所にはすんごい立派な建物が有ったのだが、軍の施設かも知れないので写真は撮ってない。
 ちょいと歩いた所にあるショッピングセンター、屋台が凄い活気。これが生きている街と言うもんだろう。シビウでもどこかにあるはずだと思うんだが、観光客の眼につく場所には置いていない、生きている街と絵に描いた作られた街との違いだな。
 高台の上が城塞跡、また昇るのかの思いと共に昨日の雨も殆ど渇いた道を歩く。頂上付近には4つ星ホテルと意味不明のモニュメント、地元の高校生らしき集団が、ひなたぼっこをしていた。平日の昼間にこんな所で遊んでいて良いのか?

頑張って駅まで歩く。駅前のトラム乗り場に切符売りのスタンドが有るのを発見、1と書いてるのが1,50レイ、2と書いてるのが2,60レイ、多分1回券と2回券だろう。2の方を買う。
 もう少し歩いてバス駅に行ってみる。宿でもらった地図でもバス駅は1つだけ。もう1つのバス駅ベータも普通のバス駅に隣接していた。バイアマーレ行きのバスが鉄道より1時間ほど早く出るのを確認。
 ホテルベータのレストランで今日のメニュー10,50レイで昼飯。泊まった宿のレストランにも同じくらいのメニューがあったから、この辺りが相場なんだろう。フルーツティーがサービスで、キャベツサラダに肉団子のチョルバ、ジャガイモのピューレと鶏肉のピエプトパリ風。ピエプトというのは、あちこちのレストランのメニューに有ったのによくわからなかったのだが、薄切りお肉を卵ベースの衣にまぶして焼いたものらしい。昨日のシビウのホテルの朝食にも有った。

鉄道駅まで戻ってトラムに乗り込む。ガイドブックでは鉄道駅とバス駅の間が1kmとか書いてあるんだが、線路を横断する陸橋渡ってすぐなんで、せいぜい4〜500メートルだぞ。とラムにはやたら古くさい検札機らしき物体が有ったのだが、ジモティーが誰一人刻印していなかったので、私もパスした。この街では滅多に検札なんてやらないんだろう。
 宿で荷物を回収して、宿の隣のデパートへ。ブランドショップが一杯。すぐに退散。別のショッピングセンター、比較級で少し庶民的か、薬局を見つけたので救急絆創膏を購入。薬剤師のお姉さんなら英語が通じると期待したのだが、殆ど話せないようだった。

再びとラムの乗ってバス駅に、今度は刻印している親子連れがいたので真似してみた。バス駅に戻るとそこそこ良い時間、現れたバイアマーレ行きのバスが乗り場に来るのを待って、運ちゃんにインフォメーションで聞いていた運賃18,00レイ(180000と言われた、普通に値段聞くと、未だに旧レイで言って来られる時がちょこちょこ有る)を渡そうとすると、「予約は有るのか?」だと。
 そう言えば私より先に乗り込んで席を確保している2人組も同じようなことを言われていた。大学ノートで5行分くらいのルーマニア語を聞かされたが、わかったのは「席」「予約」の2語だけ。インフォメーションでフルネームを言うとメモしきれずにいたが、とりあえず48番、バスまで行けとの事。50人乗れるかどうかのバスなんで、結構ギリギリだったかも。中距離のバス路線に予約が要るなんて発想が無かった、しかしそんなこと時刻と値段聞いた時に教えてくれよん。

定刻通りの発車だが、渋滞している市街地を抜けるのに30分以上かかったせいか到着は6時ちょっと前(今回は酔っぱらいも居なかったので道中記は無いのだ)、早速バス駅で明日の予定地のバスの時刻を聞く。ここのインフォメーションのおやじさんも殆ど英語ができなかったが、時刻を書いてくれと言ったら、ちゃんとメモをくれた。ま、何とかなるもんだ。

バイアマーレの街の中心部への道、規格品の共産主義型住宅が並んでいるのだが、1階部分は改装されてお洒落なブティックになっていたりする、ここがメインストリートらしい。マクドではドナルドが子供と遊んでいた。
 まだ規格品の公団住宅型の建物が並ぶ一角に今日の目的の無線LAN有りのホテル。値段はシビウの街外れのホテルと同じだが、できたてでピカピカの3つ星ホテル。値段もガイドブック表示価格から1レイも上がっていない、今日は晴れていたせいかお断りも無し。と言うか本当にシングルの部屋だった。ルーマニアでは初めて。

シャワー浴びたり洗濯したり、水ぶくれの皮はがして代わりに絆創膏貼っ付けたりで、あっという間に9時近く。ホテルの1階のレストランに行ったら、メニューはイタリア語だらけ、ピザレストランだった。
 ちょいと高めのピザ価格見て、ピザはやめ、ミラノでは食った事の無いミラノ風カツレツをいただく。ハウスワインは、辛口の白と言ったのにやや甘めだし、ぬるいしで今一。デザートに頼んだアイスも、見本写真と随分違うぞって感じ。ハウスワインは100mlいくらで値段が出ていたのだが、ワイングラスになみなみとつがれたのを2杯飲んだら、400ml付いていた。ちょっと微妙だが一応明朗会計と言っておこう、さすがにホテルの客からぼる訳にもいかないのだろう。
 あのお値段なのに、ジモティーで一杯になっていた。バイアマーレの人って結構お金持ちなのか。私的には宿の向かいで今も開いている(もう夜の11時半)ファーストフード(多分ケバブかギュロスだな)店で何か買って食った方が良かったかもと考えている今日この頃なのだな。

テレビにはハンガリー語の放送が入るようにしてあったり、日本のアニメを吹き替えではなく字幕で1日中放送する局が有ったり(今は犬夜叉)、日本語が恋しい人には良いかも知れない。