東欧日記第21日 バルカンの麓ガブロボ
朝食はありきたりのビュッフェ形式、目玉焼きはすっかり冷めていた。
バスルームをビチョビチョにして朝シャンしてから、9時半を回ってチェックアウト、フロントでガブロボ行きのバス情報を知っているか聞いて見た。
「西バス駅まで行かないといけない、せいぜい2レバだからタクシーを使った方が良い、次のバスは多分10時半」、初めてでないかな、2つ星ホテルでまともな情報がとれたの。
と言う訳で歩く。メインストリートを旧市街から離れる方向へ歩いて、市場を見つけたら横道へ。公団住宅さえあまり見えなくなって、この道間違えてたらどうしよう、と思い始めた10時20分、数台のバスが同じ場所に入っていくのを発見。西バス駅到着、ガイドブックに3kmとあったが、私の急ぎ足で40分かかったので、本当に3km有っただろう。普通の人はタクシーに乗った方が良いぞ。
ガブロボ行きのバスは既に停車中、4レバなり。約45分となっていたが、山道を1時間近くかかってガブロボのバス駅に到着。
バス駅での情報収集はおいといて、観光案内所へ。ガブロボってのはバルカンの麓でもっと田舎町なのかと思っていたのだが、ちょっとした地方都市って感じ。10分程歩いて辿り着いた市役所の建物の1階にiと書いたオフィスが有るのだが、入り口は鍵がかかっていて中は空っぽ。平日の昼間、お昼休みの時間でもないのだが。
市役所前広場でケバプチェとビールをいただいて作戦変更。この街で唯一のホテルとか言うホテルバルカンへ。決して耳の尖った人たちが出迎えてくれる訳ではない。
一泊41レバ(47だったかも、こっちの人の1と7は見間違えやすい)で、朝食付き、何よりインターネットが部屋から使い放題だったのでこちらに決定。とりあえずはシャワー、シャワーコーナーは有るがカーテン等の仕切りは無いタイプ、シャワー使うとどっちみち床はびちゃびちゃ。
フロントのお姉さんは、ドイツ語なら出来るけど英語は今一なんだそうだが、それなりに通じてあれこれ調べてもくれた。エタル博物館はここから10km、シプカ峠は20km、タクシーを使いなさい、だと。カザンラク行きのバスがシプカ峠にも停まるというので時間を調べてもらった。ケーブル借りて、たまっていた写真をアップしてたらすぐに2時前、街に出る。
ガイドブックに寄るとエタル博物館へは1,7,8のバスが運行と書いてある。番号の若い路線は普通は幹線、きっとすぐに来るはずだと思っていたら、すぐに来た。
スポーツシャツの若いお兄ちゃん車掌に「エタル博物館?」と聞いたら首を横に振るだけ。「ダー?ネー?」と聞き直したら、「ダー」だと言う。これだけは帰国するまで慣れないと思うぞ。
Uターンしたから終点だったのだろう、ここで降りろと言われて「博物館はあっちだ」と指差される。看板も標識も何も無い所を歩き始める。
一緒にバスを降りた人のうち最後の一人が道から外れた所で、「博物館へは?」と聞いてみた。やはり今の道を行けば良いらしい。その後数分で博物館経営のホテル前に到着。
ホテルの駐車場にある「入り口」と英語で書かれた看板の有る階段を下りると、博物館の内部に入ってしまった。エタル博物館というのは昔の街並を再現した野外博物館なので、柵とかが無いと、どこからどこまでが博物館なのかよくわからないのだな。
料金所は閉まっていて誰も人がいないので、勝手に入り込む。水路が有って水車に水があたってはいるのだが、水車自体は回っていない。本当に動かすとどんどん痛んで来て維持費が嵩むから、あまり動かさない方針なのだろう。
古い街並を再現した通りには、今日もお子ちゃまたちの団体がうじゃうじゃ大騒ぎ。とりあえずそこを避けて、奥の方へ行くと屋外に席を並べたレストラン、おやつ程度しか口にしていないので、ここでちゃんとした昼飯をば。
鶏肉のシシュチェと書いてあったと思うのだが、鶏肉キノコチーズ等を小さな陶器のポットに入れて、そのままオーブンにかけた料理のよう。ビールのあてには良いかな、サービス料10%なるものを取られた。メニューにはそんなの書いてなかったぞ。
その先の博物館用駐車場側の入り口には人がいたので、切符を購入。どう考えても誰も切符を拝見、なんて言いそうにも無かったから、只見でも良かったのだが、正直者なんで。
お子ちゃま団体も引いたようなので、じっくりとあちこちを拝見。いろんなお店で実際の職人さんたちが昔ながらのスタイルで作業をして、出来上がったものを売っているって感じ。職人さんの中には、観光客がいない時にはさぼっている感じの人も居るけど、一心不乱に作業している人も多い、結構面白いかも。
来しなに合っているのか心配しながら歩いた道、帰りに計ったら5分程しかなかった。帰りのバスもすぐ来るはずと信じていたらやはりすぐ来た。あまり見覚えの無い道を通ったので、さてはあの場所を経由して更に別の街に行くバスだったか、と不安になったのだが、ちゃんと見覚えの有る通りにでた。宿に戻ってシャワーに洗濯、一眠り。
7時半頃、まずはバス駅に行って明日のカザンラク行きの時間をチェック。バス駅からイゴト橋まで約10分、橋を渡った所に歩行者天国になっているガブロボ銀座が有る。その通りの周辺を見てみたのだが、しっくり来るお店が無い。こういう時のガイドブック頼み、通りを離れて更に奥にあるレストランに行ってみた。
まずは門構えが立派。高級料亭みたいでちょっと躊躇してしまう。中庭部分には人がいなかったので、他にも客のいた2階のテラス席へ。
何とか付き牛フィレ、白チーズ付きポテトフライ、グラスの赤ワインを注文。出て来た料理を見たら、「何とか」はキノコだった。肉は火が通り過ぎているが、ソースがおいしい、こいつをいただくためにパンを注文。やはりピザ生地みたいなパンだった。ワインをお変わりして、料理に付いては大満足状態。
勘定書が0,90レバだけ合わない、伝票のその部分は丁寧に破りとってある。昼間の店みたいにサービス料とか言うのならまだ良いのだが。わずか70円程の事だが気分が悪い、当然みたいな顔して1レフ以下のお釣りはくれないし。やっぱガイドブック乗っているような店は駄目だな。勘定書の計算が合わなかったレストランはブルガリアに来てこれが初めて、みんなもこの店に来る時は勘定書を隅から隅までチェックした方が良いぞ。せっかく料理はおいしかったのにすっかり気分が壊れてしまった。
バスルームをビチョビチョにして朝シャンしてから、9時半を回ってチェックアウト、フロントでガブロボ行きのバス情報を知っているか聞いて見た。
「西バス駅まで行かないといけない、せいぜい2レバだからタクシーを使った方が良い、次のバスは多分10時半」、初めてでないかな、2つ星ホテルでまともな情報がとれたの。
と言う訳で歩く。メインストリートを旧市街から離れる方向へ歩いて、市場を見つけたら横道へ。公団住宅さえあまり見えなくなって、この道間違えてたらどうしよう、と思い始めた10時20分、数台のバスが同じ場所に入っていくのを発見。西バス駅到着、ガイドブックに3kmとあったが、私の急ぎ足で40分かかったので、本当に3km有っただろう。普通の人はタクシーに乗った方が良いぞ。
ガブロボ行きのバスは既に停車中、4レバなり。約45分となっていたが、山道を1時間近くかかってガブロボのバス駅に到着。
バス駅での情報収集はおいといて、観光案内所へ。ガブロボってのはバルカンの麓でもっと田舎町なのかと思っていたのだが、ちょっとした地方都市って感じ。10分程歩いて辿り着いた市役所の建物の1階にiと書いたオフィスが有るのだが、入り口は鍵がかかっていて中は空っぽ。平日の昼間、お昼休みの時間でもないのだが。
市役所前広場でケバプチェとビールをいただいて作戦変更。この街で唯一のホテルとか言うホテルバルカンへ。決して耳の尖った人たちが出迎えてくれる訳ではない。
一泊41レバ(47だったかも、こっちの人の1と7は見間違えやすい)で、朝食付き、何よりインターネットが部屋から使い放題だったのでこちらに決定。とりあえずはシャワー、シャワーコーナーは有るがカーテン等の仕切りは無いタイプ、シャワー使うとどっちみち床はびちゃびちゃ。
フロントのお姉さんは、ドイツ語なら出来るけど英語は今一なんだそうだが、それなりに通じてあれこれ調べてもくれた。エタル博物館はここから10km、シプカ峠は20km、タクシーを使いなさい、だと。カザンラク行きのバスがシプカ峠にも停まるというので時間を調べてもらった。ケーブル借りて、たまっていた写真をアップしてたらすぐに2時前、街に出る。
ガイドブックに寄るとエタル博物館へは1,7,8のバスが運行と書いてある。番号の若い路線は普通は幹線、きっとすぐに来るはずだと思っていたら、すぐに来た。
スポーツシャツの若いお兄ちゃん車掌に「エタル博物館?」と聞いたら首を横に振るだけ。「ダー?ネー?」と聞き直したら、「ダー」だと言う。これだけは帰国するまで慣れないと思うぞ。
Uターンしたから終点だったのだろう、ここで降りろと言われて「博物館はあっちだ」と指差される。看板も標識も何も無い所を歩き始める。
一緒にバスを降りた人のうち最後の一人が道から外れた所で、「博物館へは?」と聞いてみた。やはり今の道を行けば良いらしい。その後数分で博物館経営のホテル前に到着。
ホテルの駐車場にある「入り口」と英語で書かれた看板の有る階段を下りると、博物館の内部に入ってしまった。エタル博物館というのは昔の街並を再現した野外博物館なので、柵とかが無いと、どこからどこまでが博物館なのかよくわからないのだな。
料金所は閉まっていて誰も人がいないので、勝手に入り込む。水路が有って水車に水があたってはいるのだが、水車自体は回っていない。本当に動かすとどんどん痛んで来て維持費が嵩むから、あまり動かさない方針なのだろう。
古い街並を再現した通りには、今日もお子ちゃまたちの団体がうじゃうじゃ大騒ぎ。とりあえずそこを避けて、奥の方へ行くと屋外に席を並べたレストラン、おやつ程度しか口にしていないので、ここでちゃんとした昼飯をば。
鶏肉のシシュチェと書いてあったと思うのだが、鶏肉キノコチーズ等を小さな陶器のポットに入れて、そのままオーブンにかけた料理のよう。ビールのあてには良いかな、サービス料10%なるものを取られた。メニューにはそんなの書いてなかったぞ。
その先の博物館用駐車場側の入り口には人がいたので、切符を購入。どう考えても誰も切符を拝見、なんて言いそうにも無かったから、只見でも良かったのだが、正直者なんで。
お子ちゃま団体も引いたようなので、じっくりとあちこちを拝見。いろんなお店で実際の職人さんたちが昔ながらのスタイルで作業をして、出来上がったものを売っているって感じ。職人さんの中には、観光客がいない時にはさぼっている感じの人も居るけど、一心不乱に作業している人も多い、結構面白いかも。
来しなに合っているのか心配しながら歩いた道、帰りに計ったら5分程しかなかった。帰りのバスもすぐ来るはずと信じていたらやはりすぐ来た。あまり見覚えの無い道を通ったので、さてはあの場所を経由して更に別の街に行くバスだったか、と不安になったのだが、ちゃんと見覚えの有る通りにでた。宿に戻ってシャワーに洗濯、一眠り。
7時半頃、まずはバス駅に行って明日のカザンラク行きの時間をチェック。バス駅からイゴト橋まで約10分、橋を渡った所に歩行者天国になっているガブロボ銀座が有る。その通りの周辺を見てみたのだが、しっくり来るお店が無い。こういう時のガイドブック頼み、通りを離れて更に奥にあるレストランに行ってみた。
まずは門構えが立派。高級料亭みたいでちょっと躊躇してしまう。中庭部分には人がいなかったので、他にも客のいた2階のテラス席へ。
何とか付き牛フィレ、白チーズ付きポテトフライ、グラスの赤ワインを注文。出て来た料理を見たら、「何とか」はキノコだった。肉は火が通り過ぎているが、ソースがおいしい、こいつをいただくためにパンを注文。やはりピザ生地みたいなパンだった。ワインをお変わりして、料理に付いては大満足状態。
勘定書が0,90レバだけ合わない、伝票のその部分は丁寧に破りとってある。昼間の店みたいにサービス料とか言うのならまだ良いのだが。わずか70円程の事だが気分が悪い、当然みたいな顔して1レフ以下のお釣りはくれないし。やっぱガイドブック乗っているような店は駄目だな。勘定書の計算が合わなかったレストランはブルガリアに来てこれが初めて、みんなもこの店に来る時は勘定書を隅から隅までチェックした方が良いぞ。せっかく料理はおいしかったのにすっかり気分が壊れてしまった。