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2246 OOPer: 2009-06-11 06:23:47
葡日記(第2日坂道リスボン)
朝ご飯の時間は7時半から。8時に行ったらフランス人の女性が2人いただけだった。暖かいものもあったので、思いっきり食べる。

近くの地下鉄駅の券売機で地下鉄・バス等(路面電車・ケーブルカー・エレベーター・渡し船とかにも使える)の共通1日券を買う。ICチップ内臓でリチャージャブルだが紙製、カード代が0,50ユーロ、1日券部分が3,70ユーロなりで計4,20ユーロ。こういうシステムが旅行者にも使えるようになっているのは非常に良いね。日本も見習ってほしい。でも自販機のメニューは(英語にしても)わからんかったぞ。(私は値段を知っていたので、その値段が現れるまで、あれこれ試した。)

で1日券を持っているにもかかわらず、歩いてカテドラル(案内標識には「セー」としか書いていない)からサンジョルジェ城へ。カテドラルでは、途中から奥の回廊部分が有料で、知らずにそのまま通ろうとしたら、切符売りのおじさんに怒られた。
 サンジョルジェ城はお城と言っても、単なる城壁だけ。しかも切符売場がしごく分かりにくい。ここまで延々と急坂を登ることになるので、普通の人はちゃんと調べて路面電車やバスで来るように。高台の上にあるから、眺めは良い。

すんごく綺麗な教会、横に修道院の建物が有って博物館みたくなっているのだが、入り口の前まで来たら中のおじさんにドアを開けられてしまった。有料なら見なくても良かったのだが…。
 あんまり賑わっていない泥棒市(こじんまりしたフリーマーケット)を通り過ぎ、国立霊廟(ガイドブックには何とか教会と書いてあったが、案内標識にはパンテオン・ナシオナウとしか書いていなかった)に着く。ここも有料だがテラスに登れる。ここら辺でお腹が痛くなってきた(昨日は1日6食も食べたのに朝食もたらふく食ったので、食いすぎか)ので、地下鉄で一旦宿に戻って一休み。

お昼も食わずに4時を回ってしまった。近所のパステラリーアで軽い食事。緑ワインはあるかと聞くと、「ある」というので、一本(クォーターボトル)開けてもらう。発泡性の白ワインには、糖度の高いものが多くて、食事と一緒ではちょっとって感じのものもあるが、これはさっぱり味でうまかった。ちなみにパステラリーアってのはお菓子屋だと思っていたら、ポルトガルではバルと駄菓子屋と大衆食堂と喫茶店を合わせたような感じらしい。店にもよるが、かなりちゃんとした食事のメニューがあったりする。

で、1日券の元を取らないといけないので、まずはケーブルカーで、宿のまわりの高台をぶらぶら。市電で宿の近くまで戻ろうと思ったら、行きすぎて午前中に歩いて登った道の途中まで行ってしまった。地下鉄でちょい戻る。まだ1日券の元を取るには少ないので、付近をちょいうろしたら、再び地下鉄でポンバル侯爵広場へ。平日の夕方、人通りは少ない。

結局宿近くまで歩いて、近所のビアレストランでお食事。ブラジル風フェイジョアーダというのを頼んだら、普通の大きさの鍋一杯。こんなに出ると思ってたら、パンには手をつけなかったのだが…。ちなみにポルトガルでは、突き出し(「レストラン」を名乗るところでは必ず出るらしい)とパンは別料金だが、食べなかった場合は料金を取られないそうだ。リスボン以外の地方都市でも同じかどうかは、今後追々確認予定。
 昼飯が遅かったので、半分以上残してしまった。夜の9時過ぎに宿に戻って日記や写真と格闘。近所から大音量で何やら歌声が聞こえてくる…。

写真は晩飯の前菜に頼んだたこサラダ。(ポルトガルはスペインのガリシア地方同様、タコ料理が豊富。)