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2269 OOPer: 2009-06-28 23:35:54
葡日記(第16日ナザレの鰯)
9時すぎにのんびり起き出してゆっくり朝飯。この辺りでは「ミルク付きコーヒー」と頼むと、ガラオンとか言うガラスのコップに入ったミルクコーヒーが出てくるようだ。
図書館で昨日の日記を書いたり、宿の予約をしたり。宿の予約はネットの予約フォームはあきらめて、メールで予約依頼を送ってみた。
 あっと言う間に昼近く、帰りにバス駅で明日のポルト行きのバスの切符を買う。もちろんこれもネットで調べたもの。ネットが使えると旅行も楽だねぇ。もうちょっと携帯通信料金を安くして欲しいぞ。

宿にパソコンを置いた後、高台の上のシティオ地区へ。ケーブルカーの乗り場を探してうろうろしていたら、ベランダから身を乗り出したおばあさんやら、家族でおでかけの雰囲気のお母さんやらが、あっちだよ、とか教えてくれる。んが、教えてくれたのは、階段(坂道)で上がる道だったらしい…。

闘牛場やらお手頃価格のレストランやらにチェックを入れながら、ようやく広場に到着。その周りをぐるぐる回って、高台側のケーブルカー乗り場を発見。ナッツ売りのおばさんからカシューナッツを買って、写真を撮らせてくれと言ったら、歌って踊ってくれた。歌は写真に写らないんだけどね。前にひまわりの種買って、写真を撮らせてくれと言ったら、ものすごく嫌がられたのはハンガリーだったかな。国民性の違いだね。

ガイドブックを頼りに、広場に有る教会やら礼拝所やらを見て、岬の灯台を写真に収めたら、そろそろお昼の時間。広場の周りはやっぱり高いので、さっきチェックを入れておいた通りへ移動。先に緑ワインを頼んだら、いわしにする?なんて聞かれてしまった。本日のお昼は焼き鰯。ガイドブックにある通りにあたまからしっぽまでまるごと頂く。

ケーブルカーで海岸地区まで降りる。海岸側の乗り場はあまりにもピカピカな建物だったので、銀行か何かかと思って見過ごしていたようだ。

宿で一休みの後ビーチへ。せっかく目の前に延々と海岸が広がる所に3泊もしているのに、一度もビーチに出ないのも勿体ないからね。
 今日は朝から曇りがち。(私が坂道を登っている間は綺麗に貼れていた…。)午後3時の海岸は晴れ間こそ見えるものの、風が吹くと寒い。この辺まで北上すると南部の海岸とはだいぶ違うね。30分ばかりうとうとしたら退散。なんせ、背中の皮がズルズルむけ始めているので、Tシャツも着たまんまだったりするのだな。

4時を回るとパソコン抱えて、反対側の高台のペデルネイラ地区へ。見晴らしは良いんだけど、ま、それだけだね。ガイドブックに乗っていた教会は閉まってたし。教会の隣のカフェのオヤジは無愛想だし。

同じ道を降りたら、宿に帰る前に図書館に。図書館の自販機は街中のカフェなんかより安いので、何度か水を買っているんだが、商品切れのところのボタンを押したら、何も出ずに金だけ吸い取られた…。0,50ユーロのために図書館の係員にあーだこーだ言う気力は残っていなかったので、あきらめて買い直した。
 午前中のメールの返事が来ていた。カード番号を送れだと。メールでカード番号を送るのはちょっと危険なんだが、ま、いいやと思って送ってしまう。あちこちのサイト見ている間に早速予約完了の返信が来ていた。図書館の「もうじき閉館だからさっさと帰れメロディー」が流れた所で失礼する。

ミニ市場なんて看板をあげている雑貨屋で冷たい水を買い込んで宿に戻る。昼間鰯でしっかり食ったのに、あまり動き回っていないから腹も減っていない。カシューナッツの残りが晩飯か、とも思ったのだが、夜中にお腹が空いてくるのも寂しいので、また街中に繰り出す。
 と言う訳で、カフェのハンバーガーセットが晩飯。3,85ユーロなり。ポルトガルのハンバーガーは、どこのも肉厚のパティでそこそこ食いごたえがある。

ナザレの街もこれで見納め。9時前、すっかり寂しいビーチをカメラに収めて宿に戻った。