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3304 OOPer: 2010-08-08 15:44:35
ブリタニア通信第14日土曜日のチェスター
いつもと同じ朝食をさっさと済ませ、チェックアウトして駅へ向かう。

10:10発、スランディドノ分岐点までのローカル列車は4両編成、5分も待たずにやってきたバーミンガム行き、こいつが2両編成…なんちゅう運行や。予約席も多く何とか席をゲットしたもののほぼ満席、途中から立っている人多数。

ガイドブックによるとチェスターには駅前から街まで行く無料バスが有るそうな。でかでかと無料と書いてある訳でないので、読んでなかったら気付いてなかったな。
 綺麗な時計の有る門をくぐると木組みで2階の張り出した昔風の建物がズラリと言った感じの街並み。んが、それにしてもロンドンの繁華街より人が多いんでないかって程の人。わかり安い標識にしたがって案内所へ。
 街中からだと25分くらいかかるが駅近くで30ポンド朝食付きの宿をゲット。一旦宿へ。この値段でもちゃんと無線LANが有るのだな。

駅に寄って明日の切符を買ってからまたバスで街中へ。古めかしい表通りとは裏腹一歩建物の奥に進むと、巨大なピカピカショッピングセンターが広がっていた。ちょっと興醒め。
 古めかしい建物のパブでお食事。本日はビーフとホースラディッシュのサンドイッチ。2時半からのアイアンブリッジクルーズに間に合わないかもと思って大慌てで食ったのだが、クルーズ発着場所まで歩いて5分で着いてしまった。壁に囲まれた部分はかなり小さいのだな。

で、このクルーズはハズレ。片道1時間のコースで何やら録音テープの解説の入る見どころはほんの数ヶ所、両岸が見えないほど草木に被われた田舎の川て風情の川をひたすらとことこ進むだけ。手漕ぎボートに追い抜かれてるよ。アイアンブリッジってのも鉄の橋であって、それほど鉄の橋が珍しくもない時代になってからのもんだから、ふーん程度。チェスターに行く人は2時間もつぶしてこのクルーズに参加する必要は無いぞ。
随分寒くなってきたので、セーターをとりに宿に戻る。道を覚えれば、街中から20分くらいだな、今までのところと大差無い。8月のイギリスって寒いのだな。ここ数日はロンドンでさえ、25度を越える日は無い模様。最高気温が20度以下って地域も多い。街では厚手の長袖じゃケットを着ている人が目に付く。一方で今だけって感じで夏ファッションの寒そうな格好をしている女の子も一杯居るのだが。

まずは駅近くのパブでお食事、後5分で終わりだったよギリギリセーフだね、なんて言われてサーロインステーキを注文。ここは料理を出すのは夕方6時までだったようで。一緒に頼んだビールが随分遅いなと思ったら、他の客がどんどん来ている間に忘れられていたようだ。しきりに待たせて悪かったね、なんて恐縮している。ステーキは、イギリスではこういうのがサーロインなのかってお味。ま、他のパブメニューと変わらない値段だったから値段相応って感じかな。

案内所で申し込んでおいたゴーストハントまで時間が有るから街を囲む壁に上がってみた。壁の上から観戦できる場所に競馬場が有ったりなんかする。明日は日曜日だから何かレースが有るのかな。午前中には移動しちゃうから見れないね。
 なんだかんだで結局一周、昼間あれほど騒がしかった街がすっかりしずかになっている。ギリギリの時間に案内所前で集まっている一段に合流、さらに数人を加えて20人以上で出発。
 街を歩きながら、古い建物には必ずありがちな幽霊話を聞かせてくれる、なんて趣向ね。殆ど、よくわからなかったが。チョコレート屋のショーウインドウに幽霊が写って見えるだの、私が昼飯食ったパブ(宿屋も併設)の4号室には出るんだよ、なんてところは何とかわかった。

時間は夜の9時、少し暗くなってきた。6時頃より人の数が多い。みんなおめかししている。昼間普通のパブだったあちこちのお店は入り口に黒服が立っている。土曜日の夜はこれからって感じかね。
 帰り道、雰囲気が悪かったらタクシーに乗ろうかと思っていたのだが、全然そんな必要はなかった。宿の方角から歩いて街中に向かっている人がいくらでもいる。途中見つけておいたコンビニ風スーパーでビールとおつまみを仕入れて宿へ。テレビでバットマンビギンズを見ている間に眠くなってきて寝てしまった。

写真は、昼飯のサンドイッチ、クルーズのスタート地点付近、晩飯のステーキ、競馬場、ゴーストハントにも出てきた昼飯食ったパブ。