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3319 OOPer: 2010-08-17 06:43:20
ブリタニア通信第22日はずれ博物館3連発
せっかくバスタブが有るので、朝風呂の後朝食へ。20部屋以上は有りそうなホテルなんだが、ビュッフェスタイルでは無かった。ソーセージ・卵・ブラックプディングは1つずつ。インバネスの宿(全部2つずつだった)が特別多かったのか、ここの宿が少なめなのか不明。次のエディンバラでは朝食の付かない宿なので、スコットランド標準がどれくらいなのか確かめられないな。

まずはビーチ近くに有るサトロスフィア科学博物館へ歩いて。スコットランドで初めての体験型科学博物館、って売りだったのだが、海岸近くに倉庫みたいな建物がポツリ。どっかのバカでかい科学博物館のハンヅオンコーナーだけを抜き出したような作り。お子様を1時間かそこら遊ばせるには良いかも知れないが、それ以上の物ではないな。入場料5.75ポンドは殆どボッタクリ。
 予想より思いっきり時間が余ったのでそのままビーチへ。浜辺近くにビーチレジャーセンターなるものが有って、温水プールとかも有ったので、泳ぎたい人はこちらでってことらしい。昨日も書いたが今の時期のスコットランド(と言うかイギリス全土)はすっかり秋なのだな。
 昨日は堤防ギリギリまで迫っていた海岸線が、思いっきり遠のいて広大な砂浜が広がっている。ものすごぉーい遠浅の海岸なのだな。昨日より雲が多いものの晴れて暖かかったのだが、やっぱり水着で遊んでいるのはお子様だけだった。遊園地前のカフェでちっとも暖かくないホットドッグでお昼ご飯。海岸横のベンチで食ってたら、物欲しそうな海鳥が3羽、チップスの最後の3切れをばらまいたら、恐ろしい勢いで取り合っていた。

駅に寄って明日の切符を前売り価格で手に入れたら、バスでゴードンハイランダー博物館へ。
 なんで、今回アバディーンなんてガイドブックにも載っていない普通の街に来たのかと言うと、その昔アバディーン郊外には軍事博物館が有って、戦車とかが一杯展示されていたそうなのだな。タミヤニュースとか(私はガンダム世代ではなく、ミリタリーミニチュア世代)には「アバディーンで取材した」みたいな記事が一杯載ってたのだ。いつかは自分で行きたいなと思っていたのだが…。
 もう無くなったらしいという話を聞いていたので、昨日案内所のお姉ちゃんに聞いたら紹介されたのがここ。んが…。ハイランダー部隊というスコットランドハイランド地方の軍隊の広報施設みたいな感じだった…。庭の片隅にサラセン装甲車がひっそりと展示されているだけ…。入場料5ポンドは(以下同文)。

予想より超思いっきり時間が余ったので、案内所近くに有る海洋博物館へ行ってみた。日曜日は12時から3時(イギリスでは12時間表示が普通)までだって…。着いたのが、2時38分、入り口にいた係員に「入れるか」と聞くと「15分だけな」と。
 んが、露骨に嫌そうな顔した受付のおじさんの指示に従ってに上がると、どんどん片付けを始めようとする。とても落ち着いて見学なんかしてられない。わずか5分で地上階(今までの旅日記では「〜階」と言う表記は、出来るだけ現地表示に合わせていたのだが、今回はかなりいい加減…知っている人は知っていると思うが、イギリスではfirst floorってのは、日本で言うところの2階)まで駆け下りて、どんな展示物が有るのか確認しただけ、って感じ。ちなみに、確認しただけの範囲ではかなりしょぼかった…。シドニーの海洋博物館と比べた私が馬鹿でした。ちなみにここは無料なんで「以下同文」ではないのだが、有料にしても良いから、日曜日ももうちょっと営業しろよって感じ。イギリスの大都市の博物館や美術館、無料なのは良いけど営業時間を何とかできないかね。

スコットランドの観光施設には、スコットランド観光協会認定の「訪問者への魅力」の星印評価が付いているのだが、科学博物館が4つ星、ハイランダー博物館と海洋博物館は、何と満点の5つ星が付いていた。評価方法改めないと、信用失うよ>スコットランド観光協会。

予定が大きく狂って、まだ3時過ぎ、しゃぁないから、また駅中シネコンで切符を購入。なんで、スコットランドまで来て映画見てるんだってセルフ突っ込みを数回。今回は昨日よりちょっと早目、明日は時刻指定で列車に乗らないといけないからね。
 5時すぎの上映で見たのは、ナイトアンドデイ、邦題はわからないが、昨日の映画と違ってトムクルーズ・キャメロンディアスなんで、日本でも公開する(している)でしょう。今日は節約のため、飲み物とおやつは近所の新聞売店で買ったもの。
 はっきり言って面白く無かった。脚本は最初っから最後まで破綻しっぱなしのご都合主義の展開、アクションコメディーなのだが、ミッションインポシブルののパロディーにさえなれてない。金払って見るな級。

宿近くのステーキ屋とシネコン横のファミレスっぽいステーキ屋とを比べて、結局シネコン横へ。一番でかいニューヨーカーサーロインってのと、前菜にマッシュルームのフライ、それとシーザーサラダを注文。マッシュルームは今一だったが、シーザーサラダの量が半端無い。大グラスのロゼワインでステーキと一緒に腹に押し込んだ。
 ちょっとしたレストランで、コースのディナーが食える金額になっちまったが、それなりの量が有ったので満足度はまぁまぁ。始めて(じゃないかも知れないが、少なくとも忘れてるくらい久しぶりで)カードでチップも払ってしまった。料金とチップと別々に暗証番号入力させられるのだな、ま、そうしないと店の人間が勝手にチップ付け足す可能性が有る訳だが。ちなみにチップの金額は自分で入力させられた、1桁くらい簡単に間違えそうだが、そこら辺も狙ってるのかも。

昨日に比べてまだ早いのだが、宿へ戻ってテレビ、また日記も書かずに寝てしまった。喉が乾いたら宿のバーで一杯と思ってたのだが…。

写真は、科学博物館の空気砲、砂浜が出現したアバディーンのビーチ、物欲しそうな海鳥、ハイランダー博物館のサラセン、海洋博物館から見たアバディーンの港。