第24日あっけない大堤防
モッツァレラチーズが増えて代わりに生ハムが消えていた朝飯を終えてチェックアウト。3日間とも朝も昼も同じお兄さんだったのだが、他に従業員はいないのだろうか。
まずは港に出て高速船の切符をゲット。窓口にいた少々年の行ったお姉さんに「今日の次の船は11時半だよね、別に高速切符がいるんだよね、1枚」なんて勝手に言ってたら、それくらいの英語ならわかるわって顔で「3ユーロ95」。
出航まで1時間半、珈琲飲んで時間潰す。こういう時にはなかなか注文を取りに来ないカフェのテラス席も良いもんだ。
乗り込んだ高速船は味も素っ気も無い飛行機のエコノミーみたいな作り。但しテーブルも無ければ、ドリンクのサービスも無い。11時半の出航だと思っていたら、11時15分には出ちゃったよ。ぎりぎりに来てたら乗れなかったじゃん。
きっちり45分でハルリゲンの波止場に到着、前回オランダ語のHavenを「港」って訳したけど英語ならハーバーだから「波止場」の方がそれっぽいかな。フェリーターミナルの前には本日の目的アルクマール行きのバスが既に停まっている。ガイドブックにはレーワルデンからアルクマールまでとなっていたが、運行はハルリゲンからアルクマールになっているみたい。レーワルデンで切符を買うとレーワルデンからハルリゲンまでの列車かバスに乗れて、切符を別に買うよりちょっとお得になっている。
ターミナル前の軽食店でニシンのブローチェで昼飯。ここのは柔らかいコッペパンタイプだったので、あまり手がニシン臭くならずに食べることができた。ちょっと昼飯には足りないけどね。
全長30kmとか言う大堤防は只の堤防だった。北海側は堤になっていて景色は見えず、内海(エイセル湖)側は水平線が見えるばかりで湖になっているなんてわからなかった。目立ったのは絵本に出て来るオランダ風風車ではなく、日本でもおなじみの発電用風車。
途中のモニュメント停留所、降りる人間も無ければ乗る人間も無いのですっ飛ばされた。10分程度でも休憩を取るかと思ったのだが、完全に普通の路線バスなのだな。
アルクマールのバスターミナルの真ん前にホテルがある。ガイドブックには明日は金曜チーズ市で木曜日はホテルが取りにくいかも、と書いてあったのだが、あっさり泊めてくれた。宿探しがこんなにあっさり済んだのは、オランダに来て初めてでないかい。
部屋のドアは昔ドイツの温泉で使ったことのある、丸っこいボタン電池型の電子キー。ミニキッチンのスペース(スペースだけで調理用具も冷蔵庫も無い)があって、なかでバレーボールでも(当然誇張してますが、卓球なら行けそう)の試合でもできそうな広い部屋。アムステルダムから急行で30分の街の駅前にこんなに安く良い宿が取れるんなら、地下鉄で20分もかかる郊外の宿なんて取るんじゃなかったよ。
アルクマールの街も落ち着いた雰囲気でいい感じ。やっぱ街の中心部に少しでも良いから歩行者専用ゾーンを作って一般の車を閉め出していると何となく落ち着くね。大きな教会は閉まってるし、vvvでは只地図は無いと言われたので、ガイドブックに載っている見所を歩いてみて行ってもあっという間。それにしても小さい街なのにレストランの数がやたら多いね。アムステルダムより多いかも。値段はアムステルダム並みだったけど。(メインディッシュが15〜20ユーロ、ちょい凝ったシェフのお勧めとかは〜25ユーロほど。)
いったん宿に帰って一休み、6時を回って街に出たら店がまだ開いている。今日は木曜日、アルクマールも今日がコープアーヴォント(買い物の夕べの意味)なのね。晩飯場所探しメイン、今度は内堀の南側の細い路地なんかも覗いてみる。ちょっとやばそうなお兄さんたちが一杯たむろしている通りに入ったら、やけに下着姿のマネキンを飾っている店が多い。そのうちちょいと太めのマネキンの1つが動き出したよ。あらら、本当の人間だったのね。アムステルダムの覗き窓地帯は真っ昼間に近くをかすめただけだけど、アルクマールにもあるのだな。ぼられたく無いので(素直で小金持の日本人はこういうところに来ると必ずぼられるらしい、ぼられる心配が無ければ利用したのかと言うとそう言う訳では無い)、足早に通り抜ける。
オランダではまずい店でも結構流行っていることがある(東京と同じだな)ので、ジモティーで一杯の店が必ずしも美味しいとは限らないのだが、最初にここと眼をつけた店は後1時間は空かないと言われたので断念。
2軒目に入ったのは自称「街のブラスリー」、中身は単なる軽食のとれるカフェだったお店。コープアーヴォントのメニューという奴の中から頼んだら牛肉は無いんだってさ。オランダにいるのも後数日だからできるだけオランダ語で、と思っていたのだが沈没、ややこしいことはオランダ語ではいえましぇん。英語に変わって何ならあるんだとか聞いて、チキンを頼んでしまった。
夜の8時を回った。6時過ぎの街より賑わってるじゃん。なんだから知らないけど旗を先頭に歩いている家族連れの団体がいるよ、なんじゃありゃ?
ちょっと雰囲気の良さげなカフェは異様な盛り上がり、気の小さい私には入れない。駅中のahはスーパー価格ではなく、駅売店価格でちょっとお高めだったのだが、ビールを購入。ケバブ屋でケバブのブローチェ大を購入したらこれが大失敗。死ぬほどでかかったのだ。暖かいおつまみが欲しいかな、と思っただけなんだが。晩飯を2回食った感じ。5ユーロと言うとビッグマック3個分だからね。オランダもドイツに負けずトルコ系の人は多いようで、ホテルのテレビにはトルコ語放送が入るようになっている。
テレビではアテネで開催のヨーロッパ歌謡選手権、国の紹介がなぜか水着のお姉ちゃんの一杯出て来るビーチリゾートばかりなのが良い感じ、あぁ、みんな行ってみたいなぁ、次はトルコ語かな。
写真はテルスヘリングーハルリゲン間の高速艇
まずは港に出て高速船の切符をゲット。窓口にいた少々年の行ったお姉さんに「今日の次の船は11時半だよね、別に高速切符がいるんだよね、1枚」なんて勝手に言ってたら、それくらいの英語ならわかるわって顔で「3ユーロ95」。
出航まで1時間半、珈琲飲んで時間潰す。こういう時にはなかなか注文を取りに来ないカフェのテラス席も良いもんだ。
乗り込んだ高速船は味も素っ気も無い飛行機のエコノミーみたいな作り。但しテーブルも無ければ、ドリンクのサービスも無い。11時半の出航だと思っていたら、11時15分には出ちゃったよ。ぎりぎりに来てたら乗れなかったじゃん。
きっちり45分でハルリゲンの波止場に到着、前回オランダ語のHavenを「港」って訳したけど英語ならハーバーだから「波止場」の方がそれっぽいかな。フェリーターミナルの前には本日の目的アルクマール行きのバスが既に停まっている。ガイドブックにはレーワルデンからアルクマールまでとなっていたが、運行はハルリゲンからアルクマールになっているみたい。レーワルデンで切符を買うとレーワルデンからハルリゲンまでの列車かバスに乗れて、切符を別に買うよりちょっとお得になっている。
ターミナル前の軽食店でニシンのブローチェで昼飯。ここのは柔らかいコッペパンタイプだったので、あまり手がニシン臭くならずに食べることができた。ちょっと昼飯には足りないけどね。
全長30kmとか言う大堤防は只の堤防だった。北海側は堤になっていて景色は見えず、内海(エイセル湖)側は水平線が見えるばかりで湖になっているなんてわからなかった。目立ったのは絵本に出て来るオランダ風風車ではなく、日本でもおなじみの発電用風車。
途中のモニュメント停留所、降りる人間も無ければ乗る人間も無いのですっ飛ばされた。10分程度でも休憩を取るかと思ったのだが、完全に普通の路線バスなのだな。
アルクマールのバスターミナルの真ん前にホテルがある。ガイドブックには明日は金曜チーズ市で木曜日はホテルが取りにくいかも、と書いてあったのだが、あっさり泊めてくれた。宿探しがこんなにあっさり済んだのは、オランダに来て初めてでないかい。
部屋のドアは昔ドイツの温泉で使ったことのある、丸っこいボタン電池型の電子キー。ミニキッチンのスペース(スペースだけで調理用具も冷蔵庫も無い)があって、なかでバレーボールでも(当然誇張してますが、卓球なら行けそう)の試合でもできそうな広い部屋。アムステルダムから急行で30分の街の駅前にこんなに安く良い宿が取れるんなら、地下鉄で20分もかかる郊外の宿なんて取るんじゃなかったよ。
アルクマールの街も落ち着いた雰囲気でいい感じ。やっぱ街の中心部に少しでも良いから歩行者専用ゾーンを作って一般の車を閉め出していると何となく落ち着くね。大きな教会は閉まってるし、vvvでは只地図は無いと言われたので、ガイドブックに載っている見所を歩いてみて行ってもあっという間。それにしても小さい街なのにレストランの数がやたら多いね。アムステルダムより多いかも。値段はアムステルダム並みだったけど。(メインディッシュが15〜20ユーロ、ちょい凝ったシェフのお勧めとかは〜25ユーロほど。)
いったん宿に帰って一休み、6時を回って街に出たら店がまだ開いている。今日は木曜日、アルクマールも今日がコープアーヴォント(買い物の夕べの意味)なのね。晩飯場所探しメイン、今度は内堀の南側の細い路地なんかも覗いてみる。ちょっとやばそうなお兄さんたちが一杯たむろしている通りに入ったら、やけに下着姿のマネキンを飾っている店が多い。そのうちちょいと太めのマネキンの1つが動き出したよ。あらら、本当の人間だったのね。アムステルダムの覗き窓地帯は真っ昼間に近くをかすめただけだけど、アルクマールにもあるのだな。ぼられたく無いので(素直で小金持の日本人はこういうところに来ると必ずぼられるらしい、ぼられる心配が無ければ利用したのかと言うとそう言う訳では無い)、足早に通り抜ける。
オランダではまずい店でも結構流行っていることがある(東京と同じだな)ので、ジモティーで一杯の店が必ずしも美味しいとは限らないのだが、最初にここと眼をつけた店は後1時間は空かないと言われたので断念。
2軒目に入ったのは自称「街のブラスリー」、中身は単なる軽食のとれるカフェだったお店。コープアーヴォントのメニューという奴の中から頼んだら牛肉は無いんだってさ。オランダにいるのも後数日だからできるだけオランダ語で、と思っていたのだが沈没、ややこしいことはオランダ語ではいえましぇん。英語に変わって何ならあるんだとか聞いて、チキンを頼んでしまった。
夜の8時を回った。6時過ぎの街より賑わってるじゃん。なんだから知らないけど旗を先頭に歩いている家族連れの団体がいるよ、なんじゃありゃ?
ちょっと雰囲気の良さげなカフェは異様な盛り上がり、気の小さい私には入れない。駅中のahはスーパー価格ではなく、駅売店価格でちょっとお高めだったのだが、ビールを購入。ケバブ屋でケバブのブローチェ大を購入したらこれが大失敗。死ぬほどでかかったのだ。暖かいおつまみが欲しいかな、と思っただけなんだが。晩飯を2回食った感じ。5ユーロと言うとビッグマック3個分だからね。オランダもドイツに負けずトルコ系の人は多いようで、ホテルのテレビにはトルコ語放送が入るようになっている。
テレビではアテネで開催のヨーロッパ歌謡選手権、国の紹介がなぜか水着のお姉ちゃんの一杯出て来るビーチリゾートばかりなのが良い感じ、あぁ、みんな行ってみたいなぁ、次はトルコ語かな。
写真はテルスヘリングーハルリゲン間の高速艇