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2279 OOPer: 2009-07-02 02:11:19 1
葡日記(第23日ブラガンサでマス料理)
朝8時ちょうどに朝食会場に行ったら、まだ制服ちゃんと来ていない奴はいるし、おばちゃんは食い物のケースに洗剤ふりかけて拭いてるし…、ポウザーダなんて言って値段だけは立派だけど従業員教育はまだまだだねぇ。

9時25分発のバス。切符売場で番線を聞いた(乗り場付近は激しく工事中で案内表示とかが無い)のだが、数分差でリスボン行きが来たので乗りかけてしまった。バスの場合乗る前に切符見せるから、違うのに乗る可能性は低いのだが。
 ギマランエスを離れしばらくすると、急な斜面に棚田のように切り刻んだぶどう棚が見えてくる。ここら辺がドウロ川上流のアルトドウロにあたる地域、ポートワインの故郷ってことらしい。
 乗り継ぎのヴィラレアルはなだらかな丘陵地帯に広がる大きな街、バス駅はどんなだろうと思ったら、坂道に沢山のバスが路駐しているだけだった…。
 ここから先はドウロ川を離れる。斜面も葡萄よりオリーブの木が目立っているなと思ったら、途中停車の街に「オリーブの道」なる観光広告の看板が出ていた。オリーブっつーのは単価的には安いと思うんだが、産業としてはどうなんかね。

ブラガンサの南側は近代的な高層住宅が立ち並んでいる。殆どの乗客が降りるので運ちゃんに聞いたらまだここではなかった。歩いたら30分以上は掛かったろうという距離をさらに進んで旧市街に近いバス駅に到着。ここのバス駅は古い鉄道駅を改造してそのまま利用しているのだな。なかなかいい感じ。

車用の案内通りに遠回りしてやっとついた観光案内所は、昼休みの時間。ガイドブックに2軒しか載っていない宿のうち1軒がド派手な案内看板を出していたので、そちらへ。一泊25ユーロ朝食付き、ただし受付のおばちゃんはポルトガル語オンリーね。ちなみに載っていたもう1軒はポウザーダなんで飛び込み可だったとしても、予算的に不可。ブラガンサの街は目立った宿屋が少ない。イビス(ヨーロッパ中にあるお手頃ビジホチェーン)の案内看板が上がっていたが、どこにあるんだかわからなかった。

遠回りしなければ駅まで近いんじゃん、てことを再確認しつつ、日替わりの有るカフェレストランで昼飯。この辺の人の昼飯はポルトガルの平均(1〜3時ごろ)より早いのかね。2時ごろだったのだが、店のレストランスペースはひっそり。注文聞きにきてくれた女の子の早口ポルトガル語は何を言っているのか分からず、逆ギレされてしまったので、後は親父さんとのやりとりで日替わりの魚料理の方を頼む。
 手書きで焼きマスと書いてあったのだな。安い魚料理は鱈(バカリャウ)ばっかりだったので、それ以外の魚が安く食えるとうれしい。どっぷりオリーブオイルに漬かって出てくる。パンにスープにワインまでついて5ユーロなり。

案内所に戻って地図をもらって、ネット情報を聞く。例によって図書館なら無料。あちこち見て囘ろうと思ったが、塀に囲まれた小さな旧市街への坂道を見たところで力尽きた。ギマランエスでの曇りがちな天気が嘘のように良い天気なのだな。汗だくになって冷たい水買って宿に戻って一休み。

夕方5時を回ってから街歩き再会。さすがにちょっと涼しい。まずは案内標識に従って公設市場の方へ。途中に別のシネコン付きショッピングセンターも有る。
 市場はやっぱりミニショッピングセンターって作り。中にはミニプレッソ(ポルトガルのスーパーのチェーン)も有る。同じ建物に案内所で聞いていたサイバーセンター、ま、ネカフェだな、がある。

ショッピングセンターを抜け、図書館では開館時間だけ確かめて、旧市街へ。6時を回って博物館とかは閉まっているから外から見るだけ。お城の横のカフェでビールを飲んで一休み。タダで勝手に入れる旧市庁舎だけ覗いておく。後は、案内所でもらった地図の旧跡をチェックしながら宿の方へ。

一旦宿に戻って8時半頃から晩飯場所探し。今日はお手頃レストランで自家風ビフテキ、単なる骨付き肉のステーキだった。
 明るい地方都市ですぐ宿に戻るのも何なんで、近所の親父カフェでビールを一杯。「ポルトガルの親父どもが麻雀やってる?!」と思ったらドミノだった。さらに近所の夜景をカメラに収めて今日はこんな所で。