ブリタニア通信第8日日曜日はロースト
昨日混んでたからもうちょっと早めに朝食会場に行ったら、昨日もいた東洋人(日本人?)が一人だけ、ガラガラだった…私が食べ終わるまでにカップルが一組やってきただけ。「トマト抜きで」と頼んだのにトマトが乗ってきたが、有るだけなら構わないと言って、しっかり残した。
宿を出ようとすると、宿帳に支払済だと書いてないという。仕方ないので手帳に挟んでおいた領収書を見せる。こう言うことは時々有るので、領収書は出発日まですぐ出せる場所に入れるようにしている。
パブやカフェでさえ殆ど営業していない日曜朝のソールズベリー、9時半頃駅に着くと目的のバース行きの列車は日曜日は極端に数が少なくて、次は10時半だった。窓口には何人か並んでたので、券売機で切符を買うと、乗車券が出てきた後、「クレジットの領収書が作成できませんでした」なんて画面に表示される。
乗車券さえ出てくれば良いやと思って、とりあえず駅近くの空いているパブでコーヒー飲んでたのだが、どうも画面に出てきた単語は「この乗車券は無効です」とか「預金額が乗車券の金額に足りませんでした」なんて意味だったような気がする。
何か有ったときのためにちょっと早めに駅に行って、自動改札に切符を通してみる。ゲートが開かない。近くにいた係のお姉さんに「わからないんだが、ゲートが開かない」と言うと、切符を確認した上で、手動で空けてくれた。
6分遅れで到着した列車は2両編成。昨日より本数自体が少ない上に、車両まで減らされてるから想像はしたのだが、超混み混み。朝の山手線とまではいかないが、1時間あまり車両の真ん中付近で立ちっぱなし。途中の停車駅に着く度に車掌が「車両の真ん中へお詰め下さい」なんてアナウンスしている。出入り口付近から動きたがらないってのはイギリスでも一緒なのだな。
乗降にやたら時間が掛かるから、バース到着時には20分ほどの遅れになっていた。ここの改札を出るときも自動改札が開かなかったのだが、また駅員に切符を見せて開けてもらう。本当にクレジットカードの問題だったら、まずいなぁ。残りのバンキングカードだけだとかなりのケチケチ旅行にしないと残りの期間持たない。
ガイドブックの地図を頼りに案内所へ行って宿の予約。街の中心部からはちょっと外れているが、35ポンドの宿を見つけてくれた。カードが使えるかさっさと試したかったのに案内所でデポジット10%なりを払うときには使えず。(ここも手数料は無し。)
歩いて10分程と言ってたけど私の足でしっかり10分以上掛かっていたので、普通の人なら15分は掛かるぞ。しっかりカードで残金を支払えたから、ま、大丈夫だろう。宿帳書いて、荷物を整理して(クローゼットもなかった…ま、35ポンドだから仕方ないか…無線LANは聞いてないがAPが表示されないんで多分無しだろう)下に降りたら、もう宿の主人はいなかった。いなくなるんならそう言ってくれたらもっとゆっくりしたのに。
この時点で1時頃。途中見つけたパブで昼飯。イギリスには日曜日にローストビーフを食うなんて習慣があるらしい。ってことでパブに表示されていた「本日のスペシャル」もローストが中心。ビーフとチキンが有るというがビーフをいただく。正直身がパサパサであまりうまいとは言えない…。
食い終わると無料のウォーキングツアーが始まる2時近く、大きな顔してマナーもへったくれもないって感じでそこら辺を占領している東アジア系の団体をかき分けて集合場所で待っていると。4人ほどの案内人が現れる。ボランティアで楽しみでやってるんで、料金もチップもいらないからね。なんて話から始まる。適当に4班に分けて出発。
ざっと、バース大僧院、ローマ浴場、バースの社交界の基礎を築いたとか言うナッシュとか言う人、建築家のジョンウッドってのが主なお題だったかな。まとめると簡単だが、歩きながら現地を回って、あちこちに立ち止まっては、しっかりと(別の言い方をすると長々と)いろんな説明をしてくれるので、2時間の予定が2時間半も掛かって終了。ちなみに半分も聞き取れてません。
丁度バース大僧院の4時半からの見学が始まった所で行列が出来ていたので、列の最後に付く。ここも入り口にカウンターがあって、しっかり推奨寄付額が書いてある。目の前に置かれた皿の上にポケットの小銭を置くと、「どちらから来られましたか?」と聞かれて日本語の解説パンフをくれた。
それに従ってゆっくり見て回ったんだが、30分ほどで見学は終了。どこかに昇れる訳じゃ無し、ちょっとでかい教会っても見学に掛かる時間はそんなもんだわな。
この時点で午後5時、ウォーキングツアー開始前には長大な行列ができていたローマ浴場も空いてきたようだが、10時まで開いているというので晩飯後に回す。屋台のソーセージだけ食って、宿へ戻って一休みすることにした。シャワーを浴びて、着替えたら再出発。
宿の近くのパブに入って、何か食い物は頼めるかと聞いたら、サンデーローストしかないという。ビーフにチキンにポークにラム、他にもあったかも。昼間ビーフを食ってるので、チキンを頼んだ。ここでは、バカでかい煮野菜の皿が別に出てくる。
ま、昼間のビーフよりは味がついてるかなって感じだな。頼んだエールビール「強い方」と言ったら、本当に強かったので、一杯だけで少々ヨッパ。
街中に戻って真っ直ぐローマ浴場へ。ローマ時代の浴場跡であって、ドイツみたいにローマ風のお風呂に入れると言う訳ではない。既に街が出来た後に地下を掘り返したから仕方ないんだろうが、勝手に当時とは違う形に建物を継ぎはぎしたりしてて、遺跡の保存・修復の仕方としてはどうなのよ、って感じがある。遺跡は遺跡といして置いといて、是非本当に入れるローマ風浴場を近くに作っていただきたい。(近くにイギリス式スパ…ま、温水プールみたいなもんだな…は有る。)
午後8時半、まだまだ明るいのだよね。昼間あれだけ賑わっていた街、屋台もすっかり消えてひっそりしている。最近飲みすぎって気がするので、開いているパブを探すのはやめて、宿の近所のコンビニ風ミニスーパーでおやつだけ買い込んで宿に戻る。
この宿のテレビ、昼間は映らないぞ、と思っていたのだが、古いアナログテレビにデジタルチューナーが外付けしてあったのだ。使い方が良くわからない前の客がアンテナ線をテレビ側に付け替えてしまってたみたい。アンテナをチューナー側に付けなおして、テレビを外部入力にセットしたらようやく地デジが映るようになった。
と言う訳で、日記書く間のおやつの予定が、テレビ見ている間に消費され、今日もまた日記も書かずに寝てしまうのだった。
写真はお昼のローストビーフ、晩飯のローストチキン、ローマ風浴場の大浴場跡から写したバース大僧院。
宿を出ようとすると、宿帳に支払済だと書いてないという。仕方ないので手帳に挟んでおいた領収書を見せる。こう言うことは時々有るので、領収書は出発日まですぐ出せる場所に入れるようにしている。
パブやカフェでさえ殆ど営業していない日曜朝のソールズベリー、9時半頃駅に着くと目的のバース行きの列車は日曜日は極端に数が少なくて、次は10時半だった。窓口には何人か並んでたので、券売機で切符を買うと、乗車券が出てきた後、「クレジットの領収書が作成できませんでした」なんて画面に表示される。
乗車券さえ出てくれば良いやと思って、とりあえず駅近くの空いているパブでコーヒー飲んでたのだが、どうも画面に出てきた単語は「この乗車券は無効です」とか「預金額が乗車券の金額に足りませんでした」なんて意味だったような気がする。
何か有ったときのためにちょっと早めに駅に行って、自動改札に切符を通してみる。ゲートが開かない。近くにいた係のお姉さんに「わからないんだが、ゲートが開かない」と言うと、切符を確認した上で、手動で空けてくれた。
6分遅れで到着した列車は2両編成。昨日より本数自体が少ない上に、車両まで減らされてるから想像はしたのだが、超混み混み。朝の山手線とまではいかないが、1時間あまり車両の真ん中付近で立ちっぱなし。途中の停車駅に着く度に車掌が「車両の真ん中へお詰め下さい」なんてアナウンスしている。出入り口付近から動きたがらないってのはイギリスでも一緒なのだな。
乗降にやたら時間が掛かるから、バース到着時には20分ほどの遅れになっていた。ここの改札を出るときも自動改札が開かなかったのだが、また駅員に切符を見せて開けてもらう。本当にクレジットカードの問題だったら、まずいなぁ。残りのバンキングカードだけだとかなりのケチケチ旅行にしないと残りの期間持たない。
ガイドブックの地図を頼りに案内所へ行って宿の予約。街の中心部からはちょっと外れているが、35ポンドの宿を見つけてくれた。カードが使えるかさっさと試したかったのに案内所でデポジット10%なりを払うときには使えず。(ここも手数料は無し。)
歩いて10分程と言ってたけど私の足でしっかり10分以上掛かっていたので、普通の人なら15分は掛かるぞ。しっかりカードで残金を支払えたから、ま、大丈夫だろう。宿帳書いて、荷物を整理して(クローゼットもなかった…ま、35ポンドだから仕方ないか…無線LANは聞いてないがAPが表示されないんで多分無しだろう)下に降りたら、もう宿の主人はいなかった。いなくなるんならそう言ってくれたらもっとゆっくりしたのに。
この時点で1時頃。途中見つけたパブで昼飯。イギリスには日曜日にローストビーフを食うなんて習慣があるらしい。ってことでパブに表示されていた「本日のスペシャル」もローストが中心。ビーフとチキンが有るというがビーフをいただく。正直身がパサパサであまりうまいとは言えない…。
食い終わると無料のウォーキングツアーが始まる2時近く、大きな顔してマナーもへったくれもないって感じでそこら辺を占領している東アジア系の団体をかき分けて集合場所で待っていると。4人ほどの案内人が現れる。ボランティアで楽しみでやってるんで、料金もチップもいらないからね。なんて話から始まる。適当に4班に分けて出発。
ざっと、バース大僧院、ローマ浴場、バースの社交界の基礎を築いたとか言うナッシュとか言う人、建築家のジョンウッドってのが主なお題だったかな。まとめると簡単だが、歩きながら現地を回って、あちこちに立ち止まっては、しっかりと(別の言い方をすると長々と)いろんな説明をしてくれるので、2時間の予定が2時間半も掛かって終了。ちなみに半分も聞き取れてません。
丁度バース大僧院の4時半からの見学が始まった所で行列が出来ていたので、列の最後に付く。ここも入り口にカウンターがあって、しっかり推奨寄付額が書いてある。目の前に置かれた皿の上にポケットの小銭を置くと、「どちらから来られましたか?」と聞かれて日本語の解説パンフをくれた。
それに従ってゆっくり見て回ったんだが、30分ほどで見学は終了。どこかに昇れる訳じゃ無し、ちょっとでかい教会っても見学に掛かる時間はそんなもんだわな。
この時点で午後5時、ウォーキングツアー開始前には長大な行列ができていたローマ浴場も空いてきたようだが、10時まで開いているというので晩飯後に回す。屋台のソーセージだけ食って、宿へ戻って一休みすることにした。シャワーを浴びて、着替えたら再出発。
宿の近くのパブに入って、何か食い物は頼めるかと聞いたら、サンデーローストしかないという。ビーフにチキンにポークにラム、他にもあったかも。昼間ビーフを食ってるので、チキンを頼んだ。ここでは、バカでかい煮野菜の皿が別に出てくる。
ま、昼間のビーフよりは味がついてるかなって感じだな。頼んだエールビール「強い方」と言ったら、本当に強かったので、一杯だけで少々ヨッパ。
街中に戻って真っ直ぐローマ浴場へ。ローマ時代の浴場跡であって、ドイツみたいにローマ風のお風呂に入れると言う訳ではない。既に街が出来た後に地下を掘り返したから仕方ないんだろうが、勝手に当時とは違う形に建物を継ぎはぎしたりしてて、遺跡の保存・修復の仕方としてはどうなのよ、って感じがある。遺跡は遺跡といして置いといて、是非本当に入れるローマ風浴場を近くに作っていただきたい。(近くにイギリス式スパ…ま、温水プールみたいなもんだな…は有る。)
午後8時半、まだまだ明るいのだよね。昼間あれだけ賑わっていた街、屋台もすっかり消えてひっそりしている。最近飲みすぎって気がするので、開いているパブを探すのはやめて、宿の近所のコンビニ風ミニスーパーでおやつだけ買い込んで宿に戻る。
この宿のテレビ、昼間は映らないぞ、と思っていたのだが、古いアナログテレビにデジタルチューナーが外付けしてあったのだ。使い方が良くわからない前の客がアンテナ線をテレビ側に付け替えてしまってたみたい。アンテナをチューナー側に付けなおして、テレビを外部入力にセットしたらようやく地デジが映るようになった。
と言う訳で、日記書く間のおやつの予定が、テレビ見ている間に消費され、今日もまた日記も書かずに寝てしまうのだった。
写真はお昼のローストビーフ、晩飯のローストチキン、ローマ風浴場の大浴場跡から写したバース大僧院。