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3326 OOPer: 2010-08-21 17:35:45
ブリタニア通信第27日競馬場
ウェイター・ウェイトレス合わせて5人もいるよ、大した部屋数じゃないと思うんだが。まともに接客できるのは一人だけ。ハッシュポテトではなく、揚げパンが付いて来た。トーストのおかずに揚げパン食う感覚は理解できんな。

朝一ですぐにヨークミンスターへ。入場料8ポンド、塔が5ポンド。イギリスの教会への入場料としては破格の高さだが、「希望寄付額」なんて書いてるのよりは潔いと思うぞ。地下室・地下堂と塔、それにチャプターハウスが面白かったが、後はバカでかいだけ。一番売りだという東側のステンドグラスは修復中だとかで見せてくれないしね。
 塔は30分毎の入れ替え制なんで時間合わせて昇ってたら随分時間が掛かってしまった。なんで5ポンド払って階段昇るかなぁと思いながらの見学。

塔から降りると11時、今日も盛装の紳士・淑女が競馬場へと向かっている。道を確かめながら昼飯場所を探るのだが、競馬場への道は盛装の方々で一杯、食事は12時からって店も多い。
 結局1時間くらい特に何もないところ(ヨーク・ブルワリーってのを見つけたが、小さな建物で見学も午後からの2回だけだったのでパス)を歩いて、結局昨日のお昼を食べた店で、昨日は食べ損ねたチキンのベーコン巻をいただく。もう少しチキンを小さめにして、ベーコンの比率をあげた方がおいしいと思うんだがね。でも、ちょっとしたレストランのメインに出てきてもおかしくない感じ。店の黒板にミニヒキガエルなんてのが書いて有った、本当にヒキガエルなのか、単に料理の名前なのかは聞きそびれた。

第1レース開始前に競馬場に着いても仕方無いので、キャッスル博物館ってのに行ってみる。名前はキャッスルだが、建物を利用しているだけで、中身は生活博物館だな。60年代なんて展示スペースもあって、60年代は博物館に飾られる時代になったかと感慨しきり。順路にしたがって進むと全部の展示を見られるようになっているので、かなり時間が掛かってしまった。
 目の前の小高い丘の上に塔が立っている。大して高くない上にさっき200段以上の階段昇ってきたから、今日はもう高いところに昇るのはお腹一杯…と思っていたのに、近くによったら丘の上に上がる階段を昇っていた…、塔に昇るのが3.5ポンド。

街の壁を伝って、一番わかりやすい道まで出て競馬上へ。20分強で競馬場が見えてくる。入り口探すのにさらに5分。チケット売り場でドレスコードは大丈夫?と聞いたら、グランドスタンドならドレスコードは無いのよと上品そうなおばさまのご指示。7ポンドなりの芝生席で良かったのだが、25ポンドなりのグランドスタンド&パドック券を買わされる。
 盛装した人が多い、ってこと以外は日本の競馬場と同じだな。(って、私はオフで数回地方競馬に行ったことがあるだけだが。)馬がゴールする度に大歓声が上がり、ハズレ馬券の紙吹雪が舞う、傍らでは酔っ払いが延々とつぶやき、長々と連なった予想屋のブースではおじさんたちが群がっている。
 グランドスタンドの2・3階部分はもっと良い券持った人しか入れない(ドレスコードが有る、男性はジャケット着用必須・ネクタイ推奨)ことに気付いたので、パドックを探す。よくわからないので、山ほど有る売店でビールとフィッシュ&チップスを仕入れる。
 3レースほど観戦して、最終レースをみる前に出ることにした。結局馬券は買わなかったんだが、やっぱ何か買わないと馬が走るのを見るだけってのはちょっと寂しいね。複数レースの勝敗を当てるってな掛け方が沢山あってよくわからんかった。

駅に寄って明日の切符を仕入れる。ここのおじさんもぶっきらぼうだが、安い切符とかしっかり調べてくれる。値段が倍近く差が有ったので、ちょっと遅めの切符。

宿に戻って一休みしたら、夕飯場所探しがてらのお散歩。昨日の夕方SLが走るような音を聞いた(宿は線路のすぐ近く)気がしたので、同じ時刻に近所の鉄橋を見張っていたのだが、通貨する列車はなく。壁の中のパブで今夜もパブ飯。
 前菜に「ガーリックマッシュルーム」が有ったので頼んでみた。昨夜のとは全然違う普通のマッシュルームだった。メインはエビフライ(しっぽは付いてなかったが)。出てくるのが随分遅かったのだが、食っている最中に激しいにわか雨が有って、食い終わった頃には小ぶりになっていたので、ちょうど良かった。

今夜も雨で夜の散策は無し、明日は移動日だし早く寝ようと思ってたら、本当にそのまま寝てしまった。

写真は、塔の屋上の係の人に撮ってもらった写真、チキンのベーコン巻、魔女が乗れそうなのからダイソンまでいろんな掃除機(キャッスル博物館)、キャッスル博物館横のクリフォードの塔(丘の階段の方が塔より長い)、ゴール前、パドック、ちょっと遠目のヨークミンスター。